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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.09.04
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カテゴリ:健康
~マックス爺の緊急一泊旅行(1)~

  

 金曜日の朝6時前。前日整理した古い剪定枝をゴミ収集所まで運んだ。これは去年の剪定枝のうちユズとバラの枝で、1年間腐葉土づくりの山に放置していた。もちろん葉はすっかり落ちて腐葉土になったが、枝がまだしっかりしてるだけでなく、鋭い棘が残っていて、そのまま縛ってゴミに出すと、自分自身も清掃の人も負傷する恐れがある。そのため前日丹念に棘を切り落としていたもの。

                

 帰宅後パソコンを立ち上げて当日のブログを確認した直後、体調の異変を感じた。動悸と息苦しさ、両手の痺れと体温の低下。げっぷとたとえようもない不快感。自然に口から流れ出すよだれ。恐らくは急に気温が低い外に出たことによる、血圧の急上昇とそれに伴う異常なのだろう。血圧を測る前に怒涛のように押し寄せた異変をどう処置するか。もしも「脳梗塞」ならこれは一刻も争う。

  

 迷わず119番に電話した。管区の消防署の救急の人が電話に出る。聞かれるままに体調を説明。至急救急車をよこす由。名前、住所の確認。電話は自動的に登録されるはず。自宅付近に救急車をターンさせる場所があるかも。10分ほどで到着する由。それから猛ダッシュで、お薬手帳、保険証、薬、財布の入ったポシェット、小さなリュック、履いて行く靴を選んで救急隊が来るのを、ソファーに座って待った。

             

 間もなく合計4人ほどの救急隊員がやって来て、矢継ぎ早の質問。現在の体調を詳細に尋ねるので、さっき話した通りと言っても、きっと彼らも詳しく伝える暇なく出動したのだろう。そこで再び丁寧に話す。その受け答えをみて担架は不要と思ったか、徒歩で救急車へ。9段ほどの外階段は隊員の肩を借りた。救急車に乗り込む前、向かいのKさんに簡単に事情を話す。Kさんとはゴミ出しの際会ったばかり。

  

 救急車の狭いベッドに、進行方向に頭を向け仰向けに寝る。その間も質問が飛び交う。これまで手術などで入院した病院。近くの総合病院は診療を受けたが、入院や手術はしてない。結局不整脈の手術を3度受けたK病院の救急部に症状を話し、搬送されることが決定。山越えルートなので、揺れるせいで車酔い。そんな状態で近親者の連絡先を聞かれる。メモの義姉の名を告げた。早速連絡する救急隊員。

                        

 ベッドの脇に血圧、脈拍、血中酸素量がデジタルで表示。血圧は上が198で下が110とかなり高く.血中酸素量は98。これは正常。やがてK病院の救急搬送口から、救急部にストレチャーのまま入る。担当医は循環器内科のO先生で、到着前に私のカルテに目を通していたようだ。改めてO医師に今朝からの事情と現在の体調を説明。医学的な知識がほとんどない救急隊と異なり、こちらは直ぐに察知。

  

 直ちに心電図を測定し、胸部のX線撮影。それらと私の説明を見合わせて今後の治療方針を策定。外来で検査することも、入院してさらに詳細な検査を可能とのこと。心臓のエコー撮影、カテーテルで造影剤を注入しての冠動脈造影検査、両手、両足の血圧の差の測定、血液検査がその具体的な内容。突然の体調変化と救急車内での緊張からか、急速に血糖値があがって物凄い口の渇き。立て続けにコップで2杯水を飲み、トイレに行った。

                

 今春体調の悪さを自覚し、K病院の人間ドックを受けようと資料を請求した。それで「脳ドック」を含む精密検査が22万円以上かかることを知った。人間ドックは健保の適用外。それなら後期高齢者保険の1割負担で必要な検査を受けた方がベターと考え、即刻入院を決断。1泊2日なので、ほとんど準備不足でも何とかなるはず。直ちに循環器内科病棟のある10階の病室に移動。義姉も移動し、必要書類に記入してくれた。

  

 80歳近い義姉に迷惑をかけたくないが、他に頼るべき者がいない。こんな場合を想定し、従弟にもしもの時は保証人になって欲しいとお願いはしていたが、彼もコロナ不況で苦しんでいるさ中。無理は言えない。これが転勤族で長年故郷から離れていた者の宿命、そして独り暮らしの高齢者の定めでもあろう。ともかく後はドクターに一存。それにしても腹が減った。前夜の夕食から何も口にしておらず、薬も服用しないまま。これでどこまで持つか。生来の強さを信じるしかない。<続く>

ぽっ昨日の朝に緊急入院したため、いつもは前日に予約しているブログが予約出来ませんでした。本日の正午近くに退院し帰宅したので、それからブログを書き更新した次第です。亭主謹白 病院泣き笑い





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Last updated  2021.09.04 17:42:18
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