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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.09.22
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カテゴリ:生活雑記
~月はどっちに出てる?~

                       

 ピンポーン♬ 中秋の名月の前夜、向かいのKさん宅のチャイムを鳴らした。名前と用件を伝えると、ほどなくご主人が顔を出した。「あのねKさん。ショッピングモールは24時間営業してるの?」。「前は24時間営業だったけど今はどうかな。でもなぜ?」。「お彼岸で訪ねる家にお菓子を買いたいの」。そう言うと、「じゃあ車で送るよ」。とKさん。私は自転車で行く気だったが。夜は危ないと言って。

     

        <月と木星 ネットから借用>

 「それじゃお願いします」。そう言って財布を取りに戻り戸締りをした。車のエンジンをかけ終えたKさんが言う。「人工衛星が見える」と。中秋の名月前夜の月は煌々。その右側に大きな星がはっきりと見える。だが人工衛星なら動くはず。ともあれ店は開いていて、無事地元名産の最中を買えた。帰宅後カメラを持ってベランダに行き、月と大きく見える星を撮った。両肘を物干し竿で固定して。

            

 私のデジカメではこれが限界。月は扁平で何の面白みもなく、木星と思われる惑星はなぜか歪(いびつ)に写った。「今見える大きな星は」とPCで検索すると、9月の今の時刻に南東に見えるのは、やはり木星。もちろん「縞」は見えないが、たとえ歪でも自分のカメラで木星を捉えたのは初めて。まあ眼鏡でも見えるけどね。今年の冬は水星と木星が月を挟んではっきり見えた。確か「惑星直列」だったかで。

  

 翌日は布団を干してから自転車で出かけた。半袖半ズボンで寒くはなく、風が心地よく感じるほど。リュックに詰めたのは最中と自家製の梅干し。そして「寸志」。義姉は前日も隣のN市にある本家や親戚の家を訪ねていた。兄が死んだからと言って急に行かなくなったら悪いと言う義理堅さ。「寸志」はそのお礼でもある。私がトイレ入ってる間に、きっとその金額を確かめたのだろう。

    

 私が帰ろうとすると、「これ持って行って」と言って無理やりくれた。私なら何でも自分で出来るから良いよと言っても聞かない。それではと有難くいただいて来た。「ホイコウロウ」と「チンジャオロースー」の素。そしてサンマとシーチキンの缶詰。まあこれなら腐らないし、ちょっと手を加えるだけで、立派なおかずが出来るだろう。ありがとう義姉上。手を振って帰途に就いた。

 1)  2)

 3)  4) 

 1)は「業務スーパー」で買った「お手軽味噌汁の素」で540円。2)以下は近所のスーパーで買った。3)のシイタケは見切り品で1パック50円。小松菜98円でトマトは1個140円だが、かなり大物。4)の冷やし中華は賞味期限直前で2食入りで38円。これは良いぞと3袋をお買い上げ。ちょきスマイル

    a)   b) 

    c)  d) 

 実は帰路最初に寄ったのはK國屋で、4冊の本を買った。いずれも俳句の本。a)はNHK出版の本で「NHK俳句・俳句づくりに役立つ 旧かな入門」。通読するものではないが。言葉のルーツや旧仮名遣いを調べるのに役立つ。b)もNHK俳句で、「俳句上達9つのコツ」。「帯」には俳句初心者を長年指導して来た経験を含め云々とある。

 c)は角川書店で「俳句のための文語文法実作編」。「帯」には「うまい俳句は文法で決まる!」とある。以上旧仮名遣いや文語文法は学校で習っては来ず、しかも俳句を詠むためには必携の書。d)は春陽堂書店刊で、「プレバト」に出てるフルーツポンチ村上健志の「俳句修行」。若者の感性と彼の俳句学習の歴史を、随筆として読もうとしている。

 4冊合計で7150円の俳句の本を買ったのは、「俳句教室」の講師を依頼されたため。自分勝手に句を詠むことは出来ても、文法や作句の技法、俳句の歴史や言葉の変遷などは全く知らない自分。それが曲がりなりにも他人を指導する立場となるのだから、いい加減な気持ちではたちまち行き詰まるはず。図書館から借りた本ではダメ。自分の本なら重要な箇所には書き込みも出来る。まあ構えずに行くさ。

              

 「中秋の名月」とは旧暦8月15日の月を言う。だが満月とは限らず、十三夜や十六夜のこともある。今年はたまたま満月だったが、仙台は雲が多く夕方のひと時だけ姿を現したようだ。だが今はすっかり雲に隠れている。名月なのに雲で見えない状態を俳句では「無月」と呼び、季語の一つとなっている。さて、私の俳句の旅はこれからどこへ向かうのだろう。先ずは健康第一。俳句は二番目でも良かろう。ぽっ

       

 さて義姉がくれた料理の素を使って早速おかずを作った。今回使ったのはチンジャオロースー(青椒肉絲)の素だが、野菜は手持ちのものだし味付けも「素」以外のものも混ぜた。折角の中華料理も私の手に掛かると「日中融合」の味と変わる。私はそれで良いし、十分に美味しい。俳句も然り。初心者の私が講師と同様の指導は不可能。私なりに誠心誠意を尽くせば十分ではないか。人生もその通り。ワハハ。





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Last updated  2021.09.22 00:00:08
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