カテゴリ:ニュース・社会の動き
~鬱陶しい雨の日~
土曜日の仙台は朝から雨。こんな時は気持ちも晴れないし、体調も良くない。気象が心身に与える影響は決して小さくはなく、悲しいかな歳を取れば気圧や気温の変化にも弱くなる。気を取り直して古新聞を縛った。パソコンに写真が取り込めなくなったのは、Windows11に切り替えなかったためかも知れない。料理中に電話。どうやら総選挙に関するアンケート調査みたい。自動音声を聞いて受話器を置いた。 金曜日の地震に関連した解説を聞いた。わが日本列島が4つのプレートの干渉を受けていることは知っていたが、今後30年以内には首都直下型地震と東海地震が必ず起きると聞いて、改めて災害大国日本の運命を知らされた思いだ。こんな位置に日本があるのも運命。近辺に狂気の国が幾つかあるのも運命か。それでも災害に強い国、国際経済と外交に強い国であって欲しいと願わずにはいられない。 アフガニスタン北部で起きた爆弾テロでは、シーア派の人々が礼拝のために300人ほどが集まったモスクで、イスラム過激派のISが爆弾を仕込んだチョッキを起爆させたようだ。死者は50人ほど、負傷者は130人ほど。そのアフガニスタンから、日本の大使館やJICAに勤務していた現地スタッフとその家族53名が、ようやく第三国経由で日本に来れたようだ。これで少しは救われた思いがしている。 このたびノーベル平和賞を受賞したフィリピンの女性(左)とロシアの男性(右)はいずれも自由な祖国を求めて自ら報道社を興し、長い間記事を書き続けて来た信念の人のようだ。ノーベル財団が大企業ではなくジャーナリスト個人を受賞者とした背景には、きっと世界中に言論の危機が迫っているのだろう。 一旦は2人の受賞を報道した中国の新聞が、直ぐに記事を削除した由。きっと表現の自由を求めて戦ったジャーナリストが「平和賞」を受賞した事実を自国民に知られるのが不都合だったのだろう。2010年に中国の民主活動家劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞した。だが中国共産党は直ちに同氏を拘束し、同氏は2017年に事実上獄中死したと言われている。中国にとっては不都合な事実なのだ。 IC化に欠かせないのが半導体(上)だが、その受託生産の最大手が台湾のTBMC。そしてその素材の純度と品質が最も高いのが日本のメーカーだ。そのTBMCと日本のソニーが協力して熊本に新工場を建設する予定だそうだ。そしてTBMCはアメリカにも新工場を建築予定。岸田内閣が施政方針の一つとして掲げた「経済安全保障」そのもの。さて、狂気の国家と正気の国家。どちらの戦略が優るだろうか。 鬱陶しい雨の同曜日。何も出来ずにモヤモヤしていたが、古新聞をまとめ、3合のご飯を炊き、野菜炒めと焼き魚とピクルスを作れた。それで何日かは飢えずに済むはず。午後から俳句関係の本を少しだけ読めた。一人住まいの爺のささやかな日常。特別な話題はないが、翌日用のブログが何とか書けたことにも感謝したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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