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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.10.13
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カテゴリ:生活雑記
~秋雨の一日~

     雨に濡れるユズ

 火曜日。前日の好天とは一変して朝からの雨。天気予報では10度ほど気温が下がるらしい。こんな時は用心が必要だ。気持ちが萎えるし、運動もしない体は手先や足の先から冷えて来る。外に出している植木は大丈夫だろうか。最低気温はまだ15度以上あるので、寒さで萎れることはないだろうが、そろそろ室内に取り込む準備が必要な時期になった。

「青天を衝く」の主人公    

 日曜日の「青天を衝く」で、ついにその時がやって来た。吉沢亮演じる渋沢栄一と。橋本愛演じるその妻千代の話。千代は近代国家日本建設のために尽力する夫を支え続けるが、まだ40代の若さで亡くなるということを知っている。そして栄一には妻千代以外の女性との間にかなりの数の庶子がいることも知っていた。だが栄一はどんな風にそれらの女性と結ばれたのか疑問だった。

       栄一の両親役

 その疑問が初めて解けた。新政府官僚に料亭でもてなされた栄一。だが靴下が破れていた。それを目ざとく見つけた仲居が、綻びを繕った。女性は元士族の妻。夫は戊申戦争で死んだと言う。その夫が栄一と生き写しだったと言う仲居。思わず女性の手を取って引き寄せた栄一。その夜帰宅した夫の靴下が繕われていることを知った千代だが、彼女は無言のまま。もちろん咎めることはしない。

       ローズマリー

 あれが当時の日本女性だったのだろう。栄一が妻以外の女性に手をつけたのは、てっきり千代の逝去後だと思っていたのだが、そうではなかったようだ。だが少しも嫌な気持ちがせず、反倫理行為とも思わなかった。あの時代は男も女も、士族も農民も歴史の変動に大きく翻弄された。夫を失った女性を気の毒に感じるのは不自然ではなくむしろ優しい心遣い。栄一が千代を裏切ったとは、思えなかった私だった。

               

 月曜日のドラフト会議で高校の後輩が、西武ライオンズに2位指名された。筑波大学の佐藤隼輔投手。小学校、中学校で野球を続け、高校3年の春の大会では141kmの速球を投げ、決勝で仙台育英に0-2で敗れた由。私が筑波大学に勤務した昭和49年当時。サッカー場、ラグビー場、多目的グラウンド、武道場、合宿所、テニスコート、陸上競技場は完成していたが、野球場と体育館の完成は少し遅れた。

   筑波大学構内  

 キャンバスのそちこちで新しい建物が建設中で、宿舎が出来る3か月間は東京の三鷹市から3時間かけて通勤した。今となっては遠く懐かしい昔話。佐藤投手は高校の55年後輩だから上の孫と一緒。ともあれ母校からプロ野球選手が誕生した快挙が嬉しい。東北楽天ファンの私にとっては同じパリーグの「敵」になるが、今後の活躍ぶりに注目したいと思っている。ガンバレわが後輩。

  

 「ナショナルジオグラフィックジャパン」の記事を読んでいて驚いた。メキシコとグアテマラの国境を流れる川の上流にあるラグーン。「礁湖」は海にあるのが普通。ところが不思議なことに海から170kmも離れた内陸部にマングローブ林があると言う。マングローブは海辺の生態系全体のことで、沖縄だとオヒルギ、メヒルギ、サキシマヒルギなどの海水に強い木が生えている海辺。

                

 標高9mのこの地は、10万年前は海岸だったことが分かった。地下数メートルには大量の砂と貝殻が厚く堆積している由。その石灰分が海水と同様の環境を保っていたようだ。つまり10万年前の海水面は現在より9m低かったわけ。だが場所も海から離れたことでマングローブのDNAは海岸部のそれとはかなり変異してしていたようだ。上の写真。人物から推定すると樹高は20mはありそうだ。

  

 この論文が載った雑誌「ProNAS」の名を50年ぶりに聞いた。直訳すれば国立科学アカデミー雑誌。さて10万年とで大きく環境を変えた地球。だが地球誕生の歴史から見れば、経過時間はごくわずか。でも開発と言う名の環境破壊行為が、かけがえのない地球を滅ぼしかねない。北極海の氷や南極大陸の氷床、高山の氷河が猛スピードで融け出し、永久凍土の溶解でメタンガスが噴出していると聞く。

                  

 午後のひと時、フルーツポンチ村上健志の「俳句修行」を読んだ。「プレバト」への出演で有名な彼が、幾つかの俳句の会合に参加して武者修行する話。お笑い芸人としての彼は知らないが、青山学院大学卒の教養と日本語のセンス、そして俳句に取り組む真摯な姿勢を知った。私の俳句修行に大いなる刺激を与えてくれた彼の著書。かなりバラバラな話題のブログも、たまには良いかと。バイバイぽっ





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Last updated  2021.10.13 00:00:10
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