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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.11.07
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カテゴリ:健康
~これから気を付けることなど~

 

 金曜日は眼科に行った。目薬がなくなっていたからだが、この日は瞳孔を開く目薬を差して眼底撮影するのが主目的。時間がかかったが無事終了。特に問題はなかったようだ。だが困ったのは瞳孔が開いてるために眩しいこと。嬉しかったのは隣の薬局の薬剤師さんが、他の病院で出された薬と「目薬」の相性を調べてくれたこと。別の薬局では耳鼻科に行くことを勧められ、半年間の投薬で耳鳴りと女眩暈が治まったこと。プロのこんな親切心は嬉しい限り。中にはつっけんどんな人もいたけどね。ぽっ

               

 翌土曜日は整形外科へ行った。一つはもらった湿布薬が強過ぎて、肌が赤化したことどうやら炎症が起きたもよう。もう一つは腰痛が治まらずに他の治療法がないかドクターと相談したいと思ったことだが、さてどうなるか。先ずは背中の服を上げて腰の湿布薬の痕を確認。これは塗り薬のステロイド剤を処方してくれた。

  

 次いで私は質問した。手術での完治は無理かと。ドクターの答えはこの程度の脊椎の異常で、手術はしない由。それでは神経ブロック注射の是非。これも同様の答え。私がやっている体操の説明をすると、それは脊椎が擦れるから止めた方が良い由。整骨院で理学療法を受けるのは自分の判断で良い由。そして今後は腰痛と上手に付き合うしかないとのたまう。

           

 そして「腰痛体操」のパンフレットをくれた。なるほどこんな軽い体操で良いのか。そして腰痛に良くないことも書かれ、私にも該当することがたくさんあった。あちゃ~。受付で支払う時、痛み止めの飲み薬が処方されてないことに気づき、処方してもらった。これはいざと言う時の最後の砦(とりで)。ともかく独り暮らしの私は、寝込んではいられない。前夜も義姉と電話で腰痛の話をしたばかりだった。

    二宮金次郎の石像

 先日NHKの「英雄たちの選択」のテーマは二宮尊徳だった。幼名は金次郎。昔は小学校に金次郎の石像があったものだ。山で切った柴(薪たきぎ)を背負い本を読みながら家路に就く姿。倹約家で努力家の見本みたいな人で、成人後は農民の手本として崇められた。ところが彼が幼いころ村が大災害に遭い、十代半ばで両親を亡くし、以後は自分の才覚で暮らしを立てたことが分かった。

            

 私が知っていたのは下肥(人の糞尿)を肥え壺で発酵させ、それを有効な肥料として活用したこと。そのため「発酵」具合を確かめるため糞尿を舐めたと言う事実。それは恐らく本当の話なのだろう。金次郎は家計を建て直しただけでなく、村の農業を改善した。その評判を聞きつけた小田原藩の家老が、士分に取り立て、家の家計を任せると数年で借金を返し、逆に財産を増やし、小田原藩に雇われることになる・

         桜町陣屋   

 当時小田原藩は全国7か所に領地を有していたが、金次郎改め二宮尊徳が管理を任されたのが4千石の分家。これは栃木県真岡市(現在はさくら市か)にある桜町陣屋。現地の家臣の抵抗に遭いながらも尊徳は改革を進めて、見事農村経営に成功し巨額の収益を得た。その評判を聞きつけた幕府が尊徳を召し抱えることにした。こうして尊徳は幕臣となり、ますます力量を発揮する。

    二宮尊徳

 幕臣としての最初の仕事は印旛沼の治水を兼ねた利根川から江戸への航路を切り開くこと。尊徳は測量と実地調査に基づく緻密な計算で、70年での完工計画を提出した。だが折角の計画も、経費の関係で幕府が実行することはなかった。次に命じられたのが「日光領」の収益改善と、全国どこでも通用する農村経営素案作りだった。これも尊徳は心血を注いで緻密な計画を70冊もの本にまとめた。

                   

 「日光領」は日光東照宮を中心とした「天領」だが、山あり谷あり荒地ありの問題地。だが尊徳は自ら現地を訪ねて計画を取りまとめた。そしてその途中で死ぬ。一農民が幕臣となって全国の農政の手本となる農村経営策を講じた。後世の渋沢栄一の「論語と算盤」同様、そこには農民愛に基づく道徳と経済理論があった。恐るべき思想家で、全国に尊徳講が出来たくさんの「弟子」が生まれたのも頷ける。江戸時代の農民には、こんな人材もいたのだ。後の渋沢栄一も近代日本を作った偉人だった。恐るべし、江戸の農民たち。





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Last updated  2021.11.07 07:48:59
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