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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.12.05
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~最近のニュースに思う~

    ヨルダンの発掘現場

 少し前の新聞に面白い記事を見つけた。ヨルダンの死海の北東部にあった古代都市「トール・エル・ハマル」の遺跡を発掘していた研究者が驚いた。ここは今から3600年前に破壊されて滅んだ都市。一説では旧約聖書創世記に登場する「ソドム」ではないかと考えられていた由。滅んだ理由は神の怒りに触れたこと。

               

 だが発掘調査の結果、興味深い事実が判明した。遺跡から隕石で破壊された証拠が見つかったのだ。例えば陶器の表面が高熱でガラスのように溶けていたことだ。だが、付近にクレーターは無く、隕石が空中で爆発したとの結論に至った。伝説の都市「ソドム」は神の怒りで滅んだのではなく、隕石の空中爆発によって滅んだのだ。

  

 隕石の爆発で有名なのが1908年にシベリア上空で起きた「ツングースカの大爆発」では、東京都全体に匹敵する広さの森林が焼失したが、ヨルダンの古代都市「トール・エル・ハマル」の場合は広島に投下された原爆の千倍もの破壊力だったと推定されようだ。

                 

 ロシアでは数年前にも隕石の空中爆発(上)があった。物凄い閃光が空中を横切り、その衝撃で千人もの負傷者が出たと聞く。さて、最近の地震の頻発は果たして「富士山大噴火」の予兆なのだろうか。4つのプレートに取り囲まれている日本は、昔から大災害の洗礼を受けて来た。ただただ平安を祈りたい。

  

 つい最近アメリカのNASAが小惑星に探査ロケットを衝突させる実験をしたようだ。それは衝突の衝撃によって、小惑星の軌道を変えようとする試みだった。少しは軌道変更に役立ったのだろうか。因みに今後100年以内に地球に衝突しそうな軌道の小惑星は、今のところ見つかっていないそうだ。恐竜が滅んだ原因は小惑星が地球に衝突したため、長期に渡り急激に気候が低下したこととされている。

      バベルの塔  

 旧約聖書にまつわる話をもう一つしよう。ある時人々は神に近づこうとして高い塔を建てた。これに怒った神は塔を破壊し、言葉をバラバラにしたそうだ。民族によって言葉が違うのはそれ以来とされている。因みにバベルの塔に似たような建物が、イランとイラクに存在するようだ。旧約聖書の記述には、何らかの根拠があったことを物語る。

   

 旧約聖書の有名な話の一つに「ノアの箱舟」がある。不道徳な人間の行いに怒った神は、大洪水を起こして人類を滅ぼそうとする。だが、信仰心が篤いノアに神は「大きな箱舟を作って家族と動物を載せなさい」と説く。何十日間も降り続いた大雨で大地は水浸しになり、人も動物も死に絶えた。ところがノアの箱舟だけは安泰で、何十日か後に乾いた土地に漂着すると言う神話だ。

 箱舟が漂着したのがトルコとアルメニアの国境近くにあるアララト山(左)。標高は5千メートルを超える高山だ。だが人工衛星が山の中腹に巨大な船の残骸があるのを撮影。研究者が調査すると確かに古い船のようなものが埋まっていた(右)。ただし、さほど古い時代のものではなかった由。しかしなぜ山の中腹に巨大な船の残骸が残っていたのかは不明。

              

 バベルの塔と言い、ノアの箱舟の大洪水伝説と言い、人類は昔起きた大事件を伝説のような形で語り継いで来たのだろう。考古学には「聖書考古学」や「水中考古学」のような分野もあり、長年の謎が研究の発展に伴って、解明される事例も生じている。

   

 さて、話は中国の陰謀に変わる。数日前中国の昆明からラオスの首都ビエンチャンまでの高速鉄道が開通した。問題はその建設費。大部分は中国が負担すると言うのが建前だが、ラオスの国家予算の70%近い借金が残った。これも「一帯一路」構想の一部だが、路線は今後タイ国内を通り、マレー半島を南下し、シンガポールへ向かう壮大なもの。

 タイ国内ではアンダマン海のダウェイに分岐する支線も計画されており、中国による経済支配を警戒していると言う。中国の狙いはアセアン諸国への接近と、反目するベトナムからの分離で、中国の野望は恐るべき域にまで達している。他国から懸念される人権侵害などどこ吹く風で世界一の強国を目指す。

      孔子廟    

 最近たまたま「中華民族琉球特別自治区準備委員会」なる政治団体が中国広東省に存在することを知った。まるで沖縄は中国の一特別自治区のように聞こえる。琉球王朝時代、琉球の貿易船は福建省の福州港に入港するのが約束事で、出先機関の「琉球館」があったのも事実。だが、沖縄の民は縄文人の子孫で、中国人ではない。だが尖閣諸島の事態でも明白なように、沖縄は自国領と主張している。日本と沖縄との分断が中国の狙いだ。世界一危険な全体主義国家中国。ゆめゆめそれを忘れてはいけない。





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Last updated  2021.12.05 09:11:48
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