テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
~死は唐突に~
キャベツ 今週の出だしはあまり調子の良いものではなかった。だがそれは私自身の話であって、王将戦に挑戦していた藤井竜王は7番勝負の初戦に勝った。次回の会場は高槻市摂津峡にあるホテル。その場所は知っていた。高槻には2年住み、ランニングの練習やロードレーサー(自転車)で遠出もしていたからだ。峠を3つ越えて京都府の舞鶴まで往復したこともあった。転勤族にはどの地にも思い出がある。 白菜 大相撲の初場所が始まった。新型コロナに力士が感染し、親方以下全員が休場した部屋も出た。大関貴景勝は足首を痛めて3日目から休場。次の場所は大関になって5回目のカド番だ。正代は5日目で3勝2敗。2人の大関が奮わない中で、5連勝と照ノ富士の勢いが止まらない。土俵際まで追い込まれながらも、そこから逆転の横綱相撲。新横綱が3場所連続で優勝すれば100数年ぶりの大記録とか。 ウメモドキ 11日が成人の日の祝日であることなど、頭の中から消えていた。なぜ3連休なのかと言うのも含めて。18歳を成人とする規則が今年成立する。来年からは18歳、19歳、20歳が成人式とばらばらの市町村が出る模様。しかも1月は行事が多く、5月の連休に挙行する自治体が多いと予測される由。かつては1月15日までに20歳の者が対象で、3月生まれの私は翌年回しになり参加しかった。 枯菊 火曜日の朝歯科から電話があり、急遽予約日を変更することになった。変だなあと思ったが、病院の都合では仕方ない。翌日は自転車で眼科に行った。新雪の淡雪なので道路は融けると判断。途中までは確かに良かった。だが坂道でブレーキをかけた途端、まるでスローモーションのように転倒した。右足が車輪と車体との間に挟まって抜けない。あれには焦ったが、それでも何とか足を抜いて立ち上がった。 椿のつぼみ 転んだ原因は視覚障碍者用の点字プレート。雪で隠れて見えなかった。しかも表面が滑らかだったため、ブレーキ作動で横滑りしたのだ。幸い怪我はなく、横断歩道を渡ってからは車道を行った。車道は雪が融けているし、車の方が注意してくれる。眼圧と視力を測定し、目薬を処方してもらい、3月に「視野検査」を予約した。薬局からの帰路スーパーに寄り、納豆と歯ブラシを購入。納豆餅にするためだ。 残菊 水曜日の朝。再び歯科から電話で、予約日の変更通知。理由はドクターの奥様が急逝されたため。数日前には元気だった。だが「頭の動脈瘤云々」と言っていた。死因はクモ膜下出血。動脈瘤が破裂したのだろう。まだ50代に入ったばかり。優しくて朗らかなで、私はドクター同様奥さんも大好きだった。私より25も若く、あんな良い人をなぜ神様は天国に召したのか。以下は予約日を忘れないように出してくれたハガキに描かれた彼女の作品。人柄が良く分かります。 ドクター 息子さん 奥さんの訃報を知った日の夜。シャッターを下ろしてもなお、強い風の音が聞こえた。ゴーゴゴゴーゴゴ ゴーゴゴゴー。甘いリンゴも吹き飛ばせ 酸っぱいリンゴも吹き飛ばせ。 ゴーゴゴゴーゴゴゴーゴゴゴー 女子大生の頃は人形劇をやってたと話してくれた奥さん。一度は手作りの人形を持って来て見せてくれた。たくさんの優しい心遣いをありがとうございました。どうぞ天国で安らかに眠ってくださいね。また会う日までさようなら。 <献句> 松の内笑顔優しき女逝けり 享年を知らざる女や屋根の雪 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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