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マックス爺のエッセイ風日記

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2022.01.26
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カテゴリ:生活雑記
~長い話・短い話~

  

 岡山のHさんから電話が来て、かなり長い間話した。彼はつくば時代の後輩で、現役中は存分に実力を発揮し、退職後は私大の特任教授として専門職の養成に当たった。彼も麻雀仲間の一人だが、今ではせっせと家事をこなしている由。情報通の彼からはつくば時代の同僚や後輩たちのその後の様子を聞くことが出来た。懐かしいつくば勤務時代。あの壮絶な経験は未だに忘れることが出来ない。

                      

 住宅メーカーの青年には、かなりきつい調子で本音を話した。前回の点検時に来宅した社員があまりにも横柄な態度だったからだ。彼は私の剣幕に驚いたようだ。企業には企業の論理があるだろうが、建て主には建て主の論理がある。それも先がない後期高齢者の場合は、彼らの利得行為を簡単に受け入れることは出来ない。私の話の内容に驚いたろうが、人生の重さを彼が感じてくれたら本望だ。

  

 夕方暗くなってからやって来た新聞の集金人と、長時間宗教談義をした。玄関先での1時間以上の問答で腰が痛くなり寒さで震えたが、真剣なやりとりだった。言うならば宗教上の真理と、科学としての真理の相違。彼女が教団から何をどう学んでいるかが分かって面白かった。私は教会に行かなくなって久しいが、神社や仏閣を訪ねた際も「アーメン」と唱え、科学を超越した絶対的な真理を今なお信じている。

                      

 「香典返し」は高級なドリップ式のコーヒーと洋菓子。私はインスタントで十分だし、装置もない。近所の方に上げようとし、3人目のTさんが引き取ってくれた。その代わりに新しく買った体重計の「設定」を頼んだ。メカに弱く視力が悪い私にはお手上げだが、彼女はあっという間に設定を終えた。緊急連絡用にと電話番号も聞き出した。いざという時に頼りになるのは、遠くの親戚よりご近所さんだ。

  

 外階段の塀際のモッコウバラを剪定してる私を見て、お向かいのKさんが声をかけてくれた。彼は枝切鋏を器用に駆使して、邪魔な枝を伐ってくれた。そのKさん宅の電話番号も聞いた。以前は町内会製作の略図に電話番号も載っていたのだが、「個人情報保護」で消えてしまった。その後はずっと私がやり、伐った枝と落葉を片付け、枯れ菊を剪定し、裏の畑の雑草を抜いた。これで少しは安全安心になったかも。

                       

 畑に埋めたのを掘り出した大根は裏のSさんに上げた。寒さで凍り、成長が悪かった小さな大根だが、果たして役に立ったのか。南の畑の白菜のうち、食用可能な株が6個から8個ある。これも食べられるうちに誰かに上げようと思うが、貧弱な野菜でも喜んでもらえないとダメ。家庭菜園の野菜は農家が作ったものとは、見栄えも中身も違うからだ。むろん作った本人は美味しく食べてるのだが。ちょきぺろり

  

 ひょっとしたらもうロウバイが咲き出しているかもと思い、小川の土手沿いに訪ねてみた。1軒は満開の花盛り。だがもう1軒はまだ咲き始め。なぜかと理由を考えた末に出た結論は、ほとんど咲いてないお宅のロウバイは垣根代わりで強めの剪定をしたと推定。我が家のモッコウバラの剪定は、堅い古枝が飛び出して危険なのと、よろけた場合咄嗟に垣根の桟を掴むため。俺も歳をとったものだ。ああ。<続く>





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Last updated  2022.01.26 00:00:10
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