山寺を歩く 映像編その3
~山寺立石寺境内風景~ 「奥の細道」で山寺立石寺を訪れた時、芭蕉(上)は45歳。弟子の曾良は40歳の時でした。この5年後、奥の細道の編集を終えた芭蕉は旅先で死ぬのです。享年50歳。まさに「人生50年」の時代ですね。 奥の院まで1100段の石段を登って行く途中に、この寺で亡くなった僧侶の墓も見られます。 このような石仏も何体か祀られています。とても静かな境内でまさに芭蕉が句を詠んだ通りですね。 閑さや岩にしみ入蝉の声 (しずかさやいわにしみいるせみのこえ) 石段の上に仁王門が見えます。におうと言っても、お漏らしをしたわけではありません。 途中で一度休憩しました。後ろを振り返ると、遥か彼方に奥羽山脈が連なって見えました。 今回のハイキングの最高地点、山寺立石寺の奥の院です。石段1100段を登り切った地点にあります。やれやれ。 何とまあ、たくさんのお御籤が結び付けてありましたよ。 そしてやせこけた修行僧の姿が石に刻んでありました。 奥の院からの帰路、下を覗くと境内にたくさんの建物が見えました。 見えづらいのですが、岩窟内には重要文化財の「三重小塔」が安置されています。 絶壁に張り付いた建物は、危険で近づくことが出来ませんでした。 見晴らし台(上)と、眼下に見える門前町(下)です。 姥堂に祀られていた姥と夜叉。女性は怖いですねえ。 これで山寺の話はお終いですじゃ。皆様もどうぞご機嫌よう。ではまたね。<完>