秋の花に托す「立山登山マラニック」
~立山に走って登った話~ 秋ですなあ。と言うよりも東北は晩秋です。朝晩にはすっかり冷え込むようになりましたわい。 で、家主は今日も旅ですじゃ。さて麻雀の結果はどうなってることか。それよりもゲームの後で良く眠れたどうかが問題ですなあ。わっはっは。 そんなことで、今日のブログも予約ですわ。留守中誰にも文句を言われなくて済みますのう。 宇奈月温泉。爺は初めてなんですわ。以前黒部と立山を旅した際に、トロッコ列車で通過したことはあるんじゃが泊まるのは初。山間のいで湯はどんな塩梅ですかのう。ふぉっふぉっふぉ。 幹事のTさんには、富山まで行くと遠いため、北陸新幹線の黒部宇奈月駅で降りた方が良いと言われたけど、天邪鬼の私は富山まで行くつもり。 富山駅からは「富山地方鉄道」に乗って引き返す予定。なぜそんなことをするかと言えば、しみじみと富山の景色をみたいためなんじゃよ。 まだ元気だったころ、富山市の浜黒崎という浜辺をスタートして、立山連峰の雄山(標高3003m)の頂上まで走るレースに出たことがあったんじゃ。距離は65km。当時の制限は11時間じゃった。 結構きついコースじゃった。何せ海抜0mの日本海に手を突っ込み、そこからスタートするんじゃもんなあ。距離は65kmでも、標高差が3003m。頂上では雪が降ることもあるからのう。ふぉっふぉっふぉ。 常願寺川の堤防を走っとるうちはまだ良い。傾斜が緩いからのう。それが山道に入ると徐々にきつくなるんじゃ。 八郎坂は特にきつい山道での、足を滑らせたら崖の下に真っ逆さまじゃ。いやいや嘘じゃないぞ。大雨が降って危険なため、中止になった年もあったのう。私は雨の中で20回も倒れた年があったんじゃ。あの時は不整脈が出たのかのう。 そこにあるのが「称名(しょうみょう)の滝」。落差は400mほどもあるかのう。もっとも3段合わせての話じゃが。それが立山の雪解け水なんじゃよ。 坂を登り切ると「弥陀ヶ原」に出る。称名も弥陀もすべて仏教用語。ここはかつて山岳宗教のメッカじゃもんでのう。そこから湿地帯を走るんじゃ。これが木道が架けられた細い道なんじゃよ。 標高2500mの室堂に荷物を預け、そこから雄山山頂まで登るんじゃよ。「一の越山荘」経由での。そこから山頂まではほぼ絶壁に見えるぞ。ふぉっふぉっふぉ。 軽いジョギングシューズで浮いた岩がある山道を登るのはきつい。しかもランパン、ランシャツ姿のつわものもおるでのう。まさに豪傑じゃよ。ふぉおっふぉ。 体が動くうちは良いが、体が動かなくなったら大変じゃ。何せ標高3千メートルの山は気温が低いからのう。晴れてればまだ良いのじゃが。う~む。 在る年などは急に雨が降って気温が下がり、ランナーが遭難する騒ぎになったそうな。たとえ山のベテランでもランパンランシャツ姿では寒さを防ぎようがないでのう。結局ヘリコプターの出動と相成ったと聞いたぞ。頂上は零下にもなる気温、体温が急激に下がってそう感じるんじゃよ。 それからどうなったじゃと。う~む。ちょうど紙数が尽きた。残念じゃがこの話の続きはいずれのう。と言ってもこの爺の命が持てばの話じゃがの。ふぉっふぉっふぉ。ではまたの。