旬、旬、春菊、寒ブリ
いつものスーパー。前を素通りはできない。見るだけと思って買い物カゴを持たずに中に入る。 野菜がずいぶん安くなってきた。春菊が78円。鮮魚売り場。あ、天然ブリの大きなサクが特売680円。買い物カゴを持って野菜売り場に戻る。春菊。当然、特売のブリ。旬だもんね、特売だもんね、仕方ないよね。買っちゃった。 春菊は葉の部分を使う。もちろん茎も捨てない。たっぷりのお湯を沸かし、塩。春菊の葉をバサッと入れる。10数秒。すぐにザルに開けて氷水で熱を取る。水気を固く絞っておく。 ブリのサク。通常の刺身よりもやや薄めに包丁をひく。酒、みりん、醤油、ワサビで漬け汁を作り、ブリを漬けておく。 塩昆布と水気を絞った春菊。ここに先ほど漬けておいたブリを入れる。すりゴマをたっぷりかけて和える。器に盛って針生姜を乗せれば、春菊とブリの和え物のできあがり。 春菊の茎はもちろん例のキンピラ。鍋にゴマ油、生姜、鷹の爪。そこに春菊の茎の小口切り。みりん、酒、醤油で味付け、たっぷりゴマをまぶしたら火を止めて出来上がり。 今日は焼酎のロック。まずは春菊とブリの和え物。うわぁ、これは旨い。イメージ通り、いやイメージ以上。これは間違いなく春菊の最も美味しい食べ方のひとつだな。湯がいているので苦味がマイルドになっている。塩昆布がいい仕事をしている。ブリと春菊の相性もバッチリ。これは本当に旨い。ご飯にも酒にもよい。 実は湯がいた春菊の葉が少し多いかなと思って控えめにしたんだけど、あまりの旨さに結局全部和えてしまった。大成功。