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テーマ:今日の出来事(291374)
カテゴリ:鳥さんいろいろ
梅の花が満開になっていた今朝、ローラーカナリアのミッキーが亡くなっていました。
ミッキーは、"ローラーカナリア"という種類の鳥がいることも知らない実父の家へ飛び込んできた、迷い鳥でした。 スズメくらいの大きさで、深い緑色と黄色い羽の小鳥。 飼い鳥といえば、セキセイインコ位しか知らない父は、ワタシの携帯へ 『インコが迷い込んできたから、預かってくれ』 と、連絡してきました。 実家へかけつけてみたら、セキセイインコとは全く違う姿にびっくり。 脚輪を着けていたので、その刻印の文字をネットで検索したところ、ローラーカナリアだということがわかりました。 ネットやらメールやら、ペットショップやらに問い合わせ、ブリーダーさんの連絡先も教えてもらうことができましたが、誰に譲ったのかはわからない。あなたが飼ったらどうですか?とアッサリ言われてしまいました。 1週間、あちこちに迷い鳥の張り紙をしてみてわかったのは、たぶん、この鳥はなんらかの事情で捨てられてしまったらしいということ。 家に連れて帰った当初は、とても警戒心が強く、人が見ていると餌も食べない位神経質でした。 ところが、数ヶ月すると機嫌よく、鈴を転がしているかのようなキレイな声で歌うようになり、セキセイインコのりん(メス)と仲良くなりました。 小さなプールをカゴにセットしておくと、人が見ていても嬉しそうに水浴びもするようになりました。 青菜が大好きで、とても器用に、きれいに食べる子でした。 ふー(正式名:フランツ(笑))が、パンを欲しがってもらっているのを見て、真似をしてもらいに近寄ってくるようになり、 『これは、ミッキーの分だよ』 と渡してあげると、くわえて自分の餌箱へ持って帰り(放鳥してもちゃんと自分のカゴに帰る)、ふーのように食べこぼしもせずに食べていました。 みかんも、リンゴも。時々ご飯粒もねだりに。。。 なかなかパンをもらえないと、とうとうワタシの肩や背中に乗って来るほど、人に慣れてくれました。 去年、勇気が片羽を失う大怪我をした時は、放鳥する度に勇気のカゴへ近づいては、じっとそばで見守ってくれました。 新入りのオカメインコ、春が来たときも、ゆめ達のように威嚇することなく、歌って歓迎してくれました。 もう、あの歌を聞く事ができないのはとても寂しいけれど、『今までありがとう』の気持ちでいっぱいです。 『毎日、学校に行くときに見えるから、ここがいい』 とムスメが言うので、満開の梅の木の下に、ミッキーは眠っています。 いつもはカゴから出して!とさわぐセキセイたちも、今日一日はずっとカゴの中で静かにしていました。 勇気は、時折じっとして、ミッキーのいなくなったカゴを見つめていました。 不思議と、時々ミッキーの歌が聞こえてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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