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カテゴリ:思ったことイロイロ。。。
最近、身体や心の成長について感心のあるムスメ。
いつ、胸が大きくなってくるのかとか、ブラジャーを早く着けてみたいとか、生理ってどうなるの?とか。。。 生理については、表現を和らげつつも、保育園時代から教えていた。 胎児の画像(内視鏡で撮影したもの?)のある大きな本も保育園にあったから、借りてきては 『みーんな、生まれる前はこうだったんだよ~』 と、ムスメがお腹に来てくれた時や、生まれた時の事をよく話した。 で、それがどうやら自分(ムスメ)にも当てはまってきているんじゃないだろうか?とムスメが思い始めたらしい。 いわゆる 『そろそろちゃんと性教育を』 という感じ。 体格もいいし、年度始めの保護者会でも 『最近は3年生でも生理が始まる女の子もいますので、そうなりそうなお子さんにはお話ししておいてください』 のようなニュアンスの事を学年主任の先生が話していた。 ワタシが小学3年生の頃、というか、10数年前に病院に勤めていた頃の記憶では、10歳未満で生理が始まった子は”早すぎる”というので、治療の対象になっていたように思う>違っていたらスミマセン。 3年生になったら、保健体育の教科書が国語などの教科書と一緒に配られてきた(3・4年生で一緒に使うらしい)。 なので、予習も兼ねて教科書に書いてあることで 『これはどういうこと?』 というムスメの疑問に素直に答えていった。 ちょうど図書館で男の子と女の子の両方の視点から描かれた漫画もあったので、一緒に読みつつ、男の子がどうしてこう思うのか、女の子の思っていることとどうして違ってしまうのか、あなたは自分をまもらなくてはならない、勘違いしてはならない事も話した。 そんな時、ちょうど 『17歳のシングルマザー』 という特番をテレビでやっていたのを見た。 途中からだったので、シングルマザーになった経緯はわからなかったけれど、実際に中学生で赤ちゃんがお腹に出来て、パパである筈の相手がいなくて、ムスメにとっては "可愛いお姉ちゃん" としか見えない17歳の女の子が、従弟と同じ1歳の赤ちゃんを抱いて、ワタシの妹と同じように育児をしている姿を見て、 『どうして?なぜ?』 と言い続けていた。 一緒の家に住んでいる筈のお父さん(おじいちゃん)は、ワタシとムスメが見ている間は一度も出てこなかった。 ムスメは、 『ママだけで育てるのに、なんでこのお母さんは働かないの?』 と不思議そうだった。 画面の中の17歳の女の子は、面接に向かうのに、何を着ていけばいいのかわからない。 スーツがない。 結局普段のカジュアルな(今時の若い女の子風な)デニムを着て面接へ行った。 面接に行ったら、子どもが熱を出したとき休んだりするのではないかと言われて不採用になった、とあったけれど、それはシングルマザーだからではなく、子どもが生まれてから就職先を探す女性なら誰でも聞かれること。 まず、預かってくれる保育園を見つけようよ。 熱を出したとき、しょっちゅう休まなくても大丈夫なように、ファミリーサポートやベビーシッターさんを確保しようよ。 そういう相談ができる大人が周りにいないのだろうか? 20通も書いた履歴書が映されたけれど、これはシングルマザーじゃなくても、子どもが生まれてから新しい仕事をしようとすると、大体コレくらいは書かないと見つからないんだよ。 ワタシもコレくらいは書いているし、これからもっと書くだろうなー、と正直に話した。 ハローワークで印刷してきた求人情報や、書き損ねた履歴書、派遣会社からの電話のやりとりを聞いたり見たりしているせいか、 『そうだよねー』 と納得していた。 そういう情報が、彼女たち(同じシングルマザーの友人も映っていたので)には届いていないんだなぁ、と悲しくなる。 ワタシは幸いネットを始めていたから、ネットを通じて情報を得る窓口や、情報を得てなんとかやってこられた。 10代でシングルマザーになって、いろんな壁に当たりながら健気に頑張っている。 それだけをクローズアップしているようで、悲しくなった。 ドキュメンタリーだから、アドバイスをしたりはできないのだろうか? 福祉の窓口に行って、お金のことだけじゃなくて、働いて自立していくために相談ができることを何故、教えないのだろう? 少ないであろう福祉の手当てから、有料の求人情報誌を買って片っ端から電話をかけるのを止めろとは言わないけれど、それでダメでもハローワークで専門の相談員がいるから行ってごらん、と教えてあげようよ。 北海道という地域では、無理なのだろうか? 中卒で仕事を見つけるのが難しいのならば、高卒などの資格を得るために子どもを保育園に預けて資格を取得して、これから先仕事に就けるように訓練学校へ行ったりしながら育児をしていった方が、シングルマザーとして生きていこうとするなら、選ぶことのできる道の一つじゃないだろうか? 10代で望まない妊娠をしても、産みたいと強く思う女の子は多いだろう。 それが本当の気持ちからなのか、心の寂しさからくるものなのか、妊娠によるホルモンの作用によるものなのか、本人も家族もきっとわからない。 ワタシは、10代でのセックス自体、間違った情報しか知らない中で行われる怖さを感じる>母親として。 それに、10代でのセックスは、女の子の身体に将来的にも負担を与える>子宮頸ガンにかかるリスクが高くなるとか。 身体や心はきちんと大人になっていないけれど、妊娠・出産はできてしまう。 女性は、妊娠することで、否応なく母親になることを自覚させられてしまう。 大人の男性だって、結婚していたって、父親としての自覚をきちんと持てる人はどれくらいいるものか怪しい、とワタシは思っている。 それが、10代や20代前半の男の子なら、なおさら。 辛い思いをする女の子が居なくなるように、ムスメを通じてその気持ちを託していこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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