「微妙な判定だが誤審とは言えない。」

さっきのうるぐすでも言っていたけど、
まさにこの一言に尽きる。
僕も全く同じ事を親父と話していました。

街頭インタビューで軽々しく
「え～負けちゃったの？」などと言うヤツらよ。
君たちは今まで谷（田村）の何を見てきたんだ？

確かに負けたことは残念だしとても悔しい。
しかし、
「５大会連続メダル」
これだけで十分すごい事ではないか。

様々な競技で１回メダルを獲得して、
次の大会では連覇を期待されるも敗北を喫する選手、
はたまた、オリンピックにすら出れない選手がいる。
「１回のメダル」が十分すごい事ではあるのだが。

たしかに体の衰えから、
昔のような一本ばかりの柔道では無くなったが、
今までの経験に裏打ちされた試合運び、
これこそまさに長年の経験がなせる業。

負けを喫した試合ではそのベテランなりの読みが
逆に悪いほうで出てしまったのだが、
３位決定戦での一本勝ちは見事な“締めくくり”だった。

銀、銀、金、金、そして銅。
こんなことを言っても何の慰めにもならないだろうが、
これでオリンピックで獲得できるメダルの色が揃った。

過去１６年もの間オリンピックに出場し、
その全ての大会でメダルを国中から期待され、
色はあれど確実に獲得してきた“ヤワラちゃん”

果たしてこんな柔道選手が今度出てくるだろうか。
いや、もちろん出てきてほしいが…。難しい。

この１６年間４８ｋｇという体重を維持し、
一線で活躍し続けたということだけでも
実はものすごいことだと言う人もいる。

そんな谷も、ニュースによれば
「主婦になりたい」という
引退を示唆した発言があったよう。

まだまだ見たいという気持ちもありますが、
次世代の“ヤワラちゃん”にもがんばってもらわないと、
この先の48kg級の未来もありません。

しかしすべては本人が決めること。
周りがとやかく言う事はありません。
今はお疲れ様でしたという言葉のみです。

最後に、あっという間に終わった男子の話。
平岡じゃなくて野村を出していたら？
って言う話は…、やめときますか（爆）