今は何を書こうとしても
日本国民としてふさわしくない言葉しか出てこない。

が、度胸を決めて書く。

少なくとも僕は悔しくない。
ま、昨日のソフトが金メダルを取っているという“保険”もあるが、
そもそも悔しがれるほどの負け方ではない。

完敗だ。

そして、ここで僕は日本人として
言ってはいけない事を言ってしまうが、
僕は星野仙一という人に思い入れもなければ好感も無い。
これは嘘がつけない。だから「星野ジャパン」に思い入れは無い。

申し訳ないが、これまで20年近く熱狂的に応援している
読売ジャイアンツと思い入れが違いすぎるのだ。
これはどうやっても覆すことの出来ない事実だ。

また、前にも書いたが野球日本代表を応援してるのであって、
星野仙一という人を応援しているわけではない。

だから、今大会、勝てばもちろん喜んでいたが、
負けると自分の奥底に眠っていた
「ざまあみろ」と思う自分が出てきた。

そして今日、その奥底に眠っていた思いは姿を表してしまった。

ま、こんな人がいるから日本は野球で負けるのだ。
しかし、こんな思いの人は、言わないだけで実は多いはずだ。

前回長嶋ジャパンの時、
きっと同じ事を思っていた人間がいて、
今回はその立場が逆転になっただけだ。

ま、分からない人は分からなくても良い。
分かる人はどういう事を言っているか、
きっと分かるはずだから。

人それぞれ異なった思惑があり、
それを奥底に隠しているだけで、
みんなが心から応援しているとは限らない。

表では嘘笑い、裏では…。
日本プロ野球の世界は、
自分達の利権ばかりを追っている人達ばかり。

だから日本プロ野球は負けたのだ。

みんなの気持ちが一つになって
悲願の金メダルを掴んだソフトに比べて
野球はどうだったか…。

ま、皆まで言いますまい。

この醜態をアマチュア野球の人たちはどう思っているのだろう…。
自分たちの場所を奪われてずいぶん経つが…。

だからこそ言おう。

采配、人選、作戦…、
すべては日本プロ野球の選手を率いて試合に臨んだ
野球日本代表の監督、星野仙一の責任である。

打たれたのは藤川・岩瀬だが、
不調の岩瀬は使った監督のミス。信頼しすぎた。
左のリリーフ投手を一人ベンチにいれるべきだった。

先発捕手を矢野にしたが、
これは慎之助と里崎に比べて信頼感があるのだろう。
つまり心中出来るという事。

要するに星野チルドレンと言っても良いであろう、
藤川・岩瀬・矢野で負けたのだから、
確かに監督としては悔いは無いのだろうが、責任は使った監督にある。

エラーをしたのは確かにGG佐藤であり、
どちらも痛恨のミスだが、
これは守備重視の配置をしなかった監督のミス。

また、主観だがGG佐藤はとても“いいひと”に見える。
でも、こういう選手は国内でとても活躍するタイプで、
代表に向いていない。これも監督の人選ミス。

試合中盤、無死一塁のチャンスが簡単に終わったが、
これは4番の新井にバントをさせなかった監督のミス。
4番だろうが送りバントをして追加点を取りにいくべきだった。

人選としては、アテネの悔しさを持つ選手をもう少し選ぶべきだった。
特にアテネで最後のバッターになってしまった谷を選ぶべきだった。
今大会、谷がレフトだったら…と何度思ったか。

また、故障を持った選手を選びすぎ。
直前合宿で怪我したなら替えるべき。

北京五輪予選の選手がベースになるのは分かるが、
今現在の調子をもっと重視するべきだった。

コーチも仲良し3人組じゃ話になりません。
しかも山本浩二が守備走塁て。
田淵はマスコットか？これも監督の責任。

ただ、今日のミスの中で
個人的に最も大きいミスと感じているのは、
今日のような大事な試合で
「宮本慎也」
という男をスタメンで使わなかった事。
なぜベンチなのか。分からない。

まだまだあるが、もう面倒くさくなってきた。

とにかく、
全ては敗戦の将である星野仙一監督の責任である。
この事だけは間違いない事実である。

さてさて、韓国本当におめでとう。本当に強かった。
ぜひ金メダルを取って、アジアの力を見せつけてくれ。

それにしてもスンちゃんが打つって、因縁も因縁だわ。
帰ってきたら巨人でも活躍してくれよ。頼むぜ。本当に。

さ、明日3位決定戦がある。選手は切り換えないといけない。
今ある最大の目標に対して死力を尽くすのが選手の役目。
支えている、応援している人の為に。

がんばれ。野球日本代表。