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女房と畳みは新しい方が良い、という諺が日本にありますが、仏には、女とワインは古い方がいい、というのがあります。日本の殿方は鮮度、仏は熟成度に重きを置く為に、そういう違が出て来たと思います。
また、恋人は一瓶の葡萄酒であり、女房は葡萄酒の瓶である、と昔の仏の詩人、シャルル・ボートレールは書いている。恋人としての妻が、葡萄酒になる為には、女房という献身的な瓶が必要である、と私は勝手に解釈している。 私事ですが、6年前に旅立った妻は、ニガイ青汁であった。しかし、今は発酵して上質の葡萄酒になっている。きっと、女房という献身的な瓶が、古くなって来たからだと思います。 旅立つ前、妻が言った。 「あなた、私が逝ったら、新しい人探しなさい」 私は答えた。 「私には、古畳しかない」 妻は暫くして答えた。 「ありがとう!」 11月22日になると、その言葉がいつも聞こえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月11日 19時03分02秒
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