病院での定期検査の順番待ちの時間つぶし様に
いつも本を探すのだけど、これがなかなか難しいのです。
待合室は人の出入りも多いし、
自分が呼ばれるのも気にしていなくてはいけないので
じっくり集中しなければならない本はダメ、
笑える本もダメ、
と言って、泣ける感動ものもダメ。
前に読んでる途中で涙が出てきたので、慌てて読むのをやめたけど、
しばらくその涙が止まらずにとっても苦労した事があるんです。
やっぱり病院の待合室で(おまけに婦人科だし)
泣いてるのは誤解されますよね(~_~メ)
それで今回本屋で見かけて買ったのが「しゃばけ」
「なんかドラマ化してたな~」くらいの認識で買ったのだけど、
とっても面白くて一気に読んでしまって、
速攻で続編を買いに走り、文庫版3冊を一気読みしてしまいました。
1冊目以外は短編なので、最後の方の話になると
「これを読んでしまったらもう読めなくなる~、でも読みた~い」
とジレンマ。。
江戸時代の大店の若旦那と周りを取り囲む妖が事件を解決していく、
と言うようなお話で、ストーリーやキャラクターも楽しくて、
こんな人たち(妖かな?)と友達になりたいと真剣に思ってしまうし
根底に流れる気持ちが優しく、でもちょっと切なくて
読み終わった後すごく温かな気持ちになれます。
久し振りに本に撃沈されてしまいました。