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カテゴリ:毛筆
いよいよ仮名書道グループの最終日となった。 記念にと先生が2月に書いてくれたお手本は、色紙用のものだった。 「好きな和歌があったら、書くよ」とおっしゃったので、 私は、「いわばしる 垂水の上の早蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも」をお願いした。 これは2月末にもらったので、あまり練習時間がなかったから、集中して頑張った。 何しろ、これが最後の緊張感いっぱいの作品になるかも知れないから。 でも、先生のお手本が素晴らしかったから、楽しく稽古できた。 もう一点は、最初に先生が書いて来ていた秋の歌。 「もみじ葉の 流れてとまる湊には くれないふかき なみやたつらん」 色紙を入れている軸は、先生からのプレゼントで、 各自好みの色とデザインを選ばせてくださった。 私達それぞれの都合でグループが解散することになったのに、 先生はとても良くしてくださり、ありがたいと思う。 このグループに入った時は、何も分からなかった私に、 長年続けているメンバーの方々は、とても良くしてくださった。 お陰で今まで続けてこられたと思うと、 感謝の気持ちがいっぱいで、会えなくなるのは寂しい。 でも今は「書くこと」が毎日の事となっているから、 しばらくは一人で書き続けていこうと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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