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ガンと分かってもショックとか不安とかは無かった。 むしろ「まあ、年齢的にあっても当然ね。」と言う感じだった。 そして、娘達が困らないように、猛烈に自分の物の片付けをした。 最初は手術する気もなく、「このまま持っています」と先生に話したのだが 「はい、そうですか」と先生方が言う訳はなく説得された。 年齢の近い放射線科の先生は、私の気持ちを理解した上での説得だったので、手術をすることにした。 楽しい事ではないから病気のことはずっと書かないでいたし、 診断を聞いてからは、検査続きと、放射線や抗がん剤治療での通院と、 病院通いが忙しいし、副作用で体調が悪かったので、 このブログも閉じようかと思っていた。 それでも時々は書いたりしたが、2か月もお休みしたら誰も見てないと思っていた。 ところが、一昨日、何となく入院したことを書いたら、 昨日友達から心配のメールが届いた。 それがとても暖かくて嬉しかった。 その暖かさを持って出かけた先で、久しく会わなかった近所の人に偶然会ったのだけど、 「元気だった?」と心配そうに聞かれ 「実は大学病院の玄関でスーツケースを持ってるところを見かけたの」と言われた。 ちょうど入院した日だったのだ。 私は、特に、近所の人に色々聞かれるのは面倒だから、 誰にも病気のことは話してなかったが、 その人の暖かさが伝わって来たので、春からの経過を話したら、 「大丈夫、私なんか3回も手術したのよ。それも転移して全部別の場所。 大学病院で検査してもらってれば大丈夫よ!」と励ましてくれた。 そして、「人から伝え聞いたと言って何か言われるのは良い気分がしないから、 私は他には言わないからね。」と言うのだ。 その人の気持ちに寄り添う話し方で、また暖かい気持ちになった。 人柄って見えるものだなぁ。とつくづく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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