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テーマ:「継母」奮闘記(289)
カテゴリ:今日の継子さん
ひこもきぬも、物を大事にしない。
彼等の関心は、欲しい物を手に入れる事では無く、何かを買って貰う事に有るからだ。 だから、買って貰ったら用無し。一日で見向きもしなくなる。 ひこのお小遣いの使い方を見ていると、不安になる。 欲しいから買う、では無く、暇だから何か買おうか、なのだ。 きぬにしても、口癖は、 「あれ買おうよ」 義母さんにそう言っては、しょっちゅう何かしら買ってもらっている。 「どうしても欲しいんだって言うから…」 とは、義母さんの言葉。 その他にも、義母さんに、母の日だからお母さんの為に、と買わせた鉢植えは、 自分の机の上に飾っていた。 博物館に連れて行って貰った時も、ようの分、と言って買わせたモノはピンクのクマのヌイグルミ。 結局、自分の物も別に買って貰った上で、欲しい物を際限なく買って貰いたいが為に他人をダシに使う。 そうまでして買って貰った物を大切にしない。 話にしか聞いていない前妻と妙にダブる。 消費者金融からの督促状が届いた為、押入れを調べて見たら未開封のままの ブランドバッグが山のように出てきたという。 以前テレビでやっていた。 危険な事を好んでやりたがる人間は、スリルを感じる脳神経に欠陥があり、 常人の様にスリルをスリルとして感じる事が出来ない、と。 だから、常人であれば、例えばジェットコースターで満足するような感覚を上手く味わえず、 命綱無しでビルをよじ登る等してようやくスリルを感じる事が出来る、というもの。 浪費も、同じ事はないだろうか? 脳神経の欠陥により、買っても買っても満足しない。 そのような理由から来る浪費であれば、子に遺伝する事も十分に有り得ないだろうか? それとも、愛情不足をモノで埋めようとしているのだろうか? なんにしても、ひこときぬのモノに対する態度と、買い物への衝動は、私を不安にさせる。 将来、無理な借金をしてでも買い物をするような人間に成りはすまいか?と。 少なくとも私は、小さい頃からお金を使うよりも貯めるのが好きな人間だったので、 ひこの浪費はちょっと理解できない。 きぬのように買って貰いたがり、というタイプでも無かったので、 何かを買って貰うために策を練る、というのも性格の厭らしさしか感じる事が出来ない。 しかし、この感情はようにも通じるのだろうか?実子であればこうまでは思わないのだろうか? 判らない。 以前、ひこときぬが100円ショップでおもちゃを欲しがった時、私は突っぱねた。 値段の大小に関わらず、安易に物を与える事に抵抗が有ったからだ。 しょげるひこときぬを見て、旦那は怒った。 「何で買ってやらないんだよ!俺はこいつらのこういう顔を見るのが嫌いなんだ!」 旦那が駄目親なのか、私が意地悪な継母なのか? よく判らないから、ひこときぬの事も、旦那に相談出来ずにいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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