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テーマ:「継母」奮闘記(289)
カテゴリ:今日の継子さん
最近、継子達の事でもやもやする。
取り敢えず、私としては、継子達とどうなりたいのか? 一番に頭に浮かぶのは、義両親と別居。 旦那と継子と実子と私。核家族で暮らしたい。 義両親がいなければ、もう少しマシな関係を継子達と築けていたような気がする。 だけど、最近、もう一つの案が頭をもたげる。 実子と私、それだけの、シングルマザーのような家庭。 これも良い。 継子の育て直し。絶対に一筋縄では行かないだろうから…。 きぬは最近、頻繁に嘘をつく。 今迄義母に任せて放って置いた勉強。 見てられなくて、手を出したのが悪かったのか。 時計を教えるようになり、実生活の中でも時計を活用するように課題を出した。 この課題をきぬはこなす事が出来ない。 能力的に無理なのではなく、本人にやる気が無いから。 そして、それを誤魔化す為に嘘をつく。 良くないと指摘すれば黙り込む。 嘘が重なると、自然、こちらも厳しい態度になる。ならざるを得ない。 私がきぬに厳しい態度を採る事によって、義母が反発する。 曰く、「あれじゃきぬが可哀想」 ひこは、小1の頃から授業を聞いていなかった。 ひらがなやカタカナの書き順を間違えて覚えていたり、 漢字の書き順にしても、 右から左に線を引く、 下から上へ線を引く、 等々…。 字を書く上での約束事を全く知らなかった。 書き順など見ずに字を書くから、例えば”昼”という字など、 口を書き…。 八を書き…。 日を書いて…。 一を書く…。と言った具合。 他の字も書き順が滅茶苦茶な為、字のバランスが悪い。 それも手伝って、ひこの書いた字は、時間が経てば 書いた本人ですら解読不能の暗号になる。 4年になる前の春休み、私は課題を出した。 進研ゼミの勉強に+、 学校で配布された3年の漢字と計算のドリルを全て終わらせる事。 そもそも春休みに入る前に全て終わっていてもおかしくないドリル。 しかし、と言うか、やはり、と言うか。 ひこは殆ど手をつけていなかった。 進研ゼミの実力テストで、はっきり 「授業の内容に付いていけていないようです」 なんて総評を書かれてしまったのだから、これくらいは勉強してもらわないと。 そのついでに。 3年・3学期の漢字ドリルに限っては、書き順もチェックする事にした。 この漢字ドリルが。 未だに終わらない。 4月。 春休みが終わっても書き順チェックが終わらなかったひこに、 先ずは4月中に課題が全て終わるような計画を立てさせた。 計画によると…、進研ゼミ1日分+ドリル1.5ページ。 しかし、ひこは一日中机の前に座っているだけで、殆ど進まない。 結果は、進研ゼミにしか手を付けず。 5月。 今度は厳しく毎日進捗をチェックした。 更に、計画から遅れれば、基本的に遊びは無し。 進研ゼミは、免除した。ドリルだけに専念すればいい。 それでもひこは、机の前に座っているだけ、という感じ。 2日で3ページの筈のドリルは、毎日のように叱っても 10日で3ページしか進まない。 結果は、全体の半分しか終わらず。 計画通りに進まない為に遊びが極端に減ったひこ。 それを不憫がる義母が横槍を出し、遊び禁止を徹底させられなかった。 ハッキリ言って、ひこは言い聞かせれば判るというタイプの子ではない。 叱っても、口だけのお小言として聞き流すタイプだ。 それは、義両親への態度を見れば判る。 絶対に叩かれたりしないから、端から聞く耳など持っては居ない。 しかし、だからと言って叩くのも駄目…。 となれば。 やる事をやらなければ、こうなるよ…。 と経験させるしかないと思うのだが。 義母にしてみれば、余りに不憫で我慢ならないらしい。 6月。 口で叱るのもいい加減限界だ。 進研ゼミも止めた。 教えてやる価値も無い。 本当はドリルも終わらせたいが、今迄ひこに逃げ勝ちを経験させすぎた。 やりたくない事はしない! で育ってきたひこ。 矯正しようとしても、義両親の理解は得られず、 旦那も最初は賛同しても、すぐに掌を反す。 私としても、やってられなくなり 匙を投げる形で有耶無耶にしてしまった事が数回。 私自身、心ならずもひこの無責任を育ててしまったのだ。 この落とし前は、最低限着けねばならない。 この頃には、もう、ひこに対する感情は、 「このまま育てば、どうしようもないクズ決定。切れるものなら縁を切りたい」 という所にまで堕ちていっている。 先に、口で叱るのもいい加減限界と書いたが、 実際、叱ってやる気にさえならない。 何も言わない。 その代わり、終わらないのだから、一切の温情は無し。 6月も半ば。 義母がいつものように、「可哀想」と言って来た。 このまま育つ方が、「迷惑」なんだよ。 とは言わなかったけれど。 3月の終わりからずっとひこが怠け続けてきた課題だ、 という事を主張して、突っぱねた。 旦那も私が日頃から報告していた事もあり、私に賛同。 義母「でもねぇ、遊べなくって、夜もあまり眠れないみたいなのよ」 旦那「あと数ページで終わるんだよ。それまで待って」 義母「そんな事言って、病気になったらどうするの?」 私「病気になるまで長引かせる気なんですか?ひこは?」 義母「それは…」 私「元々、無理な量は出していません。 お義母さん、そんなに心配なんでしたら、ひこを叱ったらどうです? 真面目にやるようにって」 隠し切れない怒りを感じたのか、義母は不満顔で 「まぁ、あと少しって言うんなら…」と退散した。 それでもブツブツと階段を下りながら続ける。 義母「…そんな、しっかりやれって言ったって、子供なんだから、全部は無理よ」 私「…夏休みの宿題とか、大概の子はしっかりやりますが?(呆」 義母「そんなの、サザエさんちのカツオみたいに、親が手伝ってるのよ」 私「どうでしょうかねー…」 本当は、 「お義母さんがそういう態度で居れば、子供だっていい加減になりますよね」 と言いたかったけれど、さすがに子供の前でそこまで言うのは、はばかられた。 そして今日まで、相変わらず私は何も言わない。 旦那は、時折進捗状況をチェックしているようだ。 その度にひこはこっぴどく怒られている。 今週も、ひこは一度しか私にドリルを見せに来ない。 何も言わない事を、優しさだとでも思っているのだろうか? 馴れ馴れしく話しかけてきさえする。 もう、いちいち大人の遣り方を教える気にもならない。 その内、気付くだろう。 叱られる内が華だった、と。 --------------------------------------------------------------------------- 一度読み返してみて、 なんだか凄く冷たいなぁ~。怖いな~。 と思ったけど。 でも、正直な気持ちなんだよね…。 最近、ひこの事、本気で嫌いになりかけてる…。 もしかしたら、本気で嫌いなのかもしれない…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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