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テーマ:「継母」奮闘記(289)
カテゴリ:今日の継子さん
やるきない~…
という心の声が聞こえそうな継子達だった。 ひこは、相変わらず机の前に座っているだけ。 取り敢えず、ひこは無視。 後で旦那にこっぴどく叱られるが良い。ウハハハハ。 きぬ。問題はきぬ。 相変わらず、時間が読めない。 いや、半端な分数はなんとなく読めるようになったのだが…。 本物の時計を使わせるようになって気付いた事。 40分を過ぎると、きぬは時間も読めなくなる。 時針が、次の数字を指し始めるからだ。 だから、7時50分がきぬにとっては8時50分。 初めてきぬの時計の話を書いたときから、ここは全然進歩しない。 しかも、注意力散漫なので、仮に1時間付きっきりで教えたとしても、 きぬの勉強時間は30分程…?いや、もっと少ないか…? きぬはCPUもメモリも貧弱なので、考えているのかボーッとしているのか、 直ぐには判別できないので、こちらとしてもボーッとすれば直ぐ注意、が難しい。 時間の判別法を口で教えても、直ぐに忘れる。 ノートに書かせれば、2・3文程度を書くのに2時間以上かかる。 しかも、せっかく書かせた文を読ませた所…。 「意味が判らない」 ですと!? …。 そうだった。きぬは、未就学児向けの絵本さえも 何が書いてあるのか判らない程の読解力の無い子だった…。 どうやって教えればいいのさ…。 って言うか、読解力つけろや! テストの問題も解けないでしょ。それじゃ。 教科書に書いてある事、理解出来てないでしょ?きぬさん? まぁ、出来ないものはしょうがない。 時計も、教えない訳にはいかない。 いっそ義母がきぬの時計代わりを止めてくれれば、 もうちょっときぬ自身も危機感を持って勉強したり、 生活の中で時計を活用してくれたりするんだろうけど…。 無理ですね…。 だけど、午前中はノートに時間の判別法を書かせるので終わってしまった。 午後も教えた所で、全然理解してくれない。 ようもお昼寝をさせないとならない。 疲れたので、2時頃に一旦勉強を切り上げ、夕飯後に旦那に教えさせる事にした。 夕飯後。 旦那は地震予知の番組に夢中。 きぬの事等眼中にないようだった。 しかし、夕飯前に旦那にはきぬの勉強を頼み、旦那も了承した。 約束は守ってもらわねば。 旦那、キレる。 楽しみを取り上げられた幼児の様にキレる。 その怒りを、きぬにぶつける。 …あぁ~。 私も、あんな風に継子に感情をぶつけられたらどんなにすっきりするか…。 まぁ、しかし、きぬには良い薬かも。 優しく教えても、図に乗っていい加減にしか勉強しないのだから、 旦那に理解の無さを責められて、ちょっとは反省するだろう。 もしきぬがLDだったとしたら、もしかしたら真面目に 勉強しているつもりなのかもしれないし、責めるのは酷なんだけどね…。 でもまぁ、たまの事だし。 きぬ、旦那に激しく責められて、メショメショと泣き出す。 旦那、余計に激昂。 きぬ、萎縮。 旦那、余計に…。 まぁ、なんとか、終わりましたよ。10分程で。 殆ど旦那が答えを言っちゃった様なものだけど。 旦那に怒られ、すっかりだんまり状態で1階へ降りて行くきぬ。 旦那はひこにも勉強していない事を怒っている。 やはりひこも怒られたか。 当然だ。 1日平均4~5時間机の前に座っておきながら、 その間3行程しか書き順の練習をしていないのだから。 その後で、旦那はきぬとひこをお風呂に入れる為、下へ降りていった。 しかし、二人とも義母がお風呂に入れると言う。 えぇ?義母が、旦那に二人を風呂に入れるように言ったんじゃん? 義母、もうお風呂に入った筈だけど…? 旦那が継子達にキレていたから、継子を守る為に旦那を引き離したのか…? 普段の義母を見ていると、なんだかそのように思われる。 私や旦那が、継子達に対して厳しくすると、 義母はいつも継子を自分の所に抱え込み、甘やかす。 でも、こういう所が余計なお世話なんだよね。って言うか、邪魔。 旦那は瞬間湯沸かし器。だけど、怒りが解けるのも早い。 旦那としては、お風呂で継子達とコミュニケーションを取ろうとしていた筈なのに…。 旦那は義母のこういう所、良く判っていないみたいだけど…。 なんだか、こんな事の積み重ねが、私達と継子との間に溝を作っている気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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