あーちゃん頑張るよ…

今日は私の誕生日。

昨日の日記にも書いたけど、旦那には
「お前とは外食しない！」
宣言をされてしまったので、寂しい誕生日…。
「俺、明日は仕事で遅くなるから」
とも言われていたから、夕飯も一緒に食べることは無いだろう…。

せめて、ケーキでも買って、ようと二人で食べようと思った。


ひなを背負い、ようをベビーカーに乗せて、街をぶらぶらする。

道すがら、色々な事を考えた。

何で継子と上手くいかなかったんだろう…。
何でこんな寂しい誕生日を迎える羽目になったんだろう…。
何で旦那と結婚しちゃったんだろう…。

別居の事を考えても、頭の痛い事ばかり。

誕生日近くになると、バイオリズムが狂って、精神的に不安定になるって、
昔、本で読んだなぁ…。
私の今の気持ちも、バイオリズムが狂っているから…？

なんて、色々な事が頭の中をぐるぐると駆け巡る。

それでも、ケーキを買って、BOOK OFFでマンガを二冊買って、家に帰った。

そして、ようとこっそりケーキを食べた。

継子達には、ケーキを買わなかった。
一緒に祝いたい気分じゃなかったから。

でも、罪悪感。
私達だけ、おいしい思いをしている事で。

ようは一生懸命ケーキを食べてる。
「美味しい？」
私が囁くと、ようはニコニコしながら頷いた。


夕飯は何にしよう？

冷蔵庫に、豆腐が残ってたなぁ…。
早く使わなきゃ…。
豆腐って…。なんか、ご馳走とは縁遠い食材だなぁ…。


そんな事を考えていたら、旦那から電話が。

旦那「今日、お前の誕生日だろ？どっかに、食べに行くか？」
私「…私だけで行っても、楽しくないもん。家でご飯食べるよ」
旦那「なんだよ。俺も付き合うよ」
私「え！？本当？」
旦那「ケーキは？買って帰るか？」
私「実は…。ケーキはもう、買ったんだ。ようと二人で食べたよ」
旦那「なんだ。そうか。じゃ、俺、定時で帰るから」

電話が切れた。

でもね。
私は凄く浮かれてた。

暗くて悲しい誕生日が、極彩色の楽しい誕生日に変わった。

私って、単純だなぁ～。

旦那が帰って、Tさんの所へ行く事になって。

いくつか料理を注文して、ビールで乾杯したら。

「はい、これ」

旦那が、綺麗に包装された包みを出した。
金色のリボンが付いている、細長い長方形の箱。

「え？何？プレゼント？」

開けて見たら、細いチェーンのネックレスに、四角いモチーフが二個付いたペンダントトップ。
四角いモチーフのうち一つには、キラキラした透明の石が付いている。

「俺のへそくりで買ったんだよ。結構、高かったんだぞ。ダイヤが付いてるだろ？」
旦那、ちょっと得意顔。

私「えーっ！ダイヤなの？鑑定書が付いてないから、キュービックジルコニアかと思った」
旦那「違うよ。ダイヤだよ。鑑定書は、車の中」
私「そっかー。ペンダントかぁ…。大事にするね！ありがとう！
　　…って言うか、前つけてたネックレス、お前に壊されたんだよね…」
旦那「…うるせーなー。直せば良いだろ！？」

はいはい。その後はラブラブですよ…。

元々、そんなに物欲が有る訳じゃないから、誕生日とかに欲しいものを聞かれても、
「鍋」
とか、
「靴下」
とか、日用品位しか思いつかなかったんだけど。

今年は
「宝くじ」
だったしねー…。

プレゼントする側から見れば、張り合いの無い事甚だしかったろう。

旦那、今年は考えたな(￣ー￣)。

暫く、優しくしてやるか(￣ー￣)