まゆ式

なんて言えばいいんだ。「面白い」という表現はまた意味が違うけど
面白かった。凄かった。
村上龍さんの独特の勢いがあって、一気に読んだ。

これは小説なのか？それとも近未来予言書なのか？と思う。
恐ろしい未来。でもきっと在りえる未来。

春に居酒屋で話した見知らぬカップルが文庫になるまで待とうかな、といったあたしに
「あれは今読むべき！ハードカバーで損はないですよ！」と熱弁を奮った。
全くその通り。

この内容は今読まなくてはいかん。

グロテスクな描写も村上龍ならでは。と思う。
コインロッカー・・・、インザミソスープと友人に
「まゆちゃん、龍小説でもグロい方ばかり読むよね」と言われる。
ああ、そうかも。

そして村上龍という人は本当に頭のいい人だ。
参考文献の欄を見て驚いたけどあれだけの資料をどうやってまとめれば
あんなに凄い文章になるのか。本当に凄い。

下巻も一気に読めそうだけど、これ以上読むと睡眠時間が・・・。
楽しみは後日。

これから読もうとする方へ。
「昭和歌謡大全集」を先に読むと面白さ倍増、かも。