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51歳 出師の表 (19年目)

51歳 出師の表 (19年目)

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2021.04.03
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パパー!あっちに行ってみようよ!

よーし!分かったー!

面舵いっぱい!ヨーソロー!

バタバタバタバタ!!!



スワンボートは快調に進みます。

よーし!だいぶ来たから、

もうちょっと船着き場が見えるところまで戻ろうか!

バタバタバタバタ!



バタバタバタバタ!!

バタバタバタバタ!!!??

あれ!?

進んでないよ!!



今朝の予報では豊田町の天気は曇りで南からの風5m。

釣りのために調べておいたのですが、

豊田湖では風がもっと強くて、今いる中央部分では波が高く、

どんどん北側の奥地に流されていきます。

風で真っすぐ進ませてもらえないし、

船首が横を向くと横波で揺れが怖いくらい。



そんなことないよ、進んでるよ!という長男と

全速力で漕いでみても数センチずつしか進んでいないようなので、

このまま体力を消耗してしまうことを避け、

風と波の少なそうなこの窪地に避難して救援を頼むことにしました。



スマホを持っていて正解でした。

電波が通じるエリアであったことも幸いでした。

子どもたちだけで乗せていたらと思うとゾっとします。

ママに事情を説明して、助けに来てもらうようにお願いしました。



パパ、この笛を吹こうか?と

次男くんが救命胴衣に付属している救難用の笛を取り出しました。

もうママが管理棟に連絡してくれたから大丈夫。

帰れなくなったけど、助けに来てくれるよ。

もし難しかったら、その辺りの岸から山を登れば大丈夫だから。

ママからの連絡ではボートの手配をしているそうです。

これで、ひと安心。



大ごとになったなぁ、

助けに来てくれるのかなぁ

と私も少しは不安に思いましたが、

子どもたちに不安が伝播してはいけないので、

大丈夫と言い切って、

この窪地で船が来るまで指遊びをして過ごしました。

流されるって、こういう感じなんですね。

自然の前には非力だと痛感しました。



あ!!船が来たよ!

おーーーーーーーーーい!!



すみませーん!!本当に申し訳ございません!

ありがとうござます!助かります!



スワンボートの首にロープをくくり付けて、

転覆しないようにゆっくりと進みだしました。

自動で回転するペダルで足を怪我しないように足を上げておきました。



あー!よかった!

これで助かります!



せっかくなので、

とダイナミックさを追求し過ぎたパパの判断が甘かったです。

大反省。

注意事項や範囲を破ったわけではないのですが、

もっと桟橋から近場で遊んでいればよかったです。



船着き場が見えてきて、ホッとしました。

遠くでママが手をふっています。

ママー!怖かったよー!!

泣くほどではなかったのですが、

待ってる間に浸水してきたらどうしよう、とか。

ライフジャケットがあるから泳げるけど寒そうだな、とか。



船が接近できないほど浅瀬だったらどうしよう、とか。

ボートがなかなか来なかったらどこかに接岸して崖をよじ登ろうか、とかとか。

遊びとは言え危険が背中合わせだということを思い知りました。



船着き場まで戻ってくると、

船頭さんが「お時間あったらこの辺りでまだ漕いでもらっても大丈夫ですよ」

ですって。笑

いやいや、もう上がります。ありがとうござました。




危なかったねー!

もうしばらくボートは乗らなくていいね。汗

ママから聞くと、

南のダム側に流されていたら助からなかったかもしれないと言われたそうです。

親として危険な目に遭わせたことを猛反省はするものの、

じゃあ、

乗る前に「風が強いからあっちはダメ」とか言ってよね!

ロープくらい張っといてよ!

っていう気持ちは消えません。笑



川の中から木が生えてるね。

豊田湖畔公園キャンプ場からは北上して長門市に入りました。

アンジーを生んだ長門市らしい牧歌的な風景が広がります。



着いたー!「センザキッチン」!

もう15時半でお腹すき過ぎたせいか、

仙崎にあるから「センザキッチン」ということに

パパだけ最後まで気づきませんでした。汗

なんか英語のシャレた意味があるんだと、つい。

クジラのモニュメントやお鍋のマークがとても素敵なところでした。

ただ、風が強い!



マーケットの中もとても素敵な雰囲気で、

ところどころにデザインが効いています。

山口だからふぐ刺しとか食べたいけどねー。汗



焼きサバうまそー!!

だけど、これはお弁当とは呼ばないか。笑



だいぶ迷いましたが、サバ寿司と普通のお弁当。

すごく美味しい!

のですが、風が強すぎてじっくり味わえません!汗



おお!かっこいい!

タンデムのミニベロなんておしゃれだな

と近寄ってみるとレンタサイクル店でした。

そのタンデムのハンドルのステムを、

サドルバッグのクランプにしたらかっこよさそうです。



さて、次は青海大橋を渡って青海島に行ってみます。

さきほどママが「象の鼻」がインスタ映えらしい

と見つけてきたスポットを見に行きます。



とっても素敵な建物ですが、

あれは何だろうね?

レストラン?

海上釣り堀みたいな看板もあるけど?



うわー!すごいきれい!

ダイビングセンターの有料駐車場に車を停めて、

ちょっと数分歩いたらもう島の反対側の海岸に出ました。

青海島の一番くびれた部分のようですね。

それにしても芝生に絶壁に海岸という素敵なビーチです。

ここから「象の鼻」に行けるようです。



ここいいねー!今日はここに泊まりたい!

2階がコテージになっていて、ハックの家というか、

ドラえもんの「キャンピングカプセル」みたいです。

ここは夏は最高でしょうね。



おーい!

こっちこっちー!

この「青海島自然研究路」を歩いて、

ママがさっき見つけた「象の鼻」を目指します。



遊歩道は思ったよりきれいに整備されていて歩きやすく、

すごい景色が続きます。



岩を削って遊歩道はつくってあるようで、

元々はこっち側も断崖絶壁だったんでしょうかね。

それはそれですごいことです。



進めば進むほど奇岩が増えてきて、

どこを切り取っても水墨画のような構図です。



はい!チーズ!

って、ママが!!笑

今回の旅行で唯一の家族写真なのに。汗

コロナでひとに頼めないので仕方ないですね。



奇岩がすごい!

海の透明度がすごい!

歩けば歩くほど違う景色がどんどん出てきて写真撮りまくりです。

さっき調べてみると「海上アルプス」と呼ばれているそうですが、

納得の規模でした。



アップダウンを繰り返して、

ちょっと疲れてきたり

ほかに誰もいないので寂しくて不安になったりしました。

それにしてもまだお目当ての「象の鼻」には出会えません。



あった!あった!

やっとたどり着きました「象の鼻」!

象が海を飲んでるみたいなダイナミックな岩です。



ママが見つけた「象の鼻」を

ちょっと見てみようと寄ったつもりが1時間も歩いて、

思いのほかお腹いっぱいになるほどの景勝地でした。



最後は角島大橋!

残念ながら曇って夕陽は見れませんでしたが海岸でひと遊び。

暗くまでみんなで遊んで、

コンビニでごはんを買ったりしながら、

山陰の191号線をぐるっと走って

下関から高速で帰りました。



コロナでたいして何もできないと思ってた春休みが

うんと楽しい春休みになって子どもたちは喜んでいました。

部活と塾と病院で忙しかったお兄ちゃんにはリフレッシュになったでしょうし、

次男くんは久しぶりにお兄ちゃんとたくさん遊べてよかったと思います。



さあ!次はゴールデンウイークですね!

いや、その前にママのお誕生日かな!

キャンプを企画してくれたママにみんなでサプライズを考えようね!






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Last updated  2021.06.13 08:31:24
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