ナマケモノにあこがれて

病院に行った次の日。

いつもならゴロニャーンを何回もしてやっともらえる缶詰が朝から出てきた。
ダッシュ！
ハマコさんよりも先にお皿に到着。

でも、なんかエライ小盛やなぁ・・・

とりあえずパクついた。

ま、マズっ！
なんや、この味...

「何か変な味やでぇ」てオカンに訴えた。
「はよ全部食べなさい。全部食べたらオカワリあげるからなー。」
でもこれかなーりマズイんですｹﾄﾞ。

隣見たらハマコさんは美味しそうに食べてる。
ハマコさんは味覚ないからなぁ。

とりあえず、その場はご飯あきらめた。

しばらく奥の部屋で気まぎらわして遊んでたらオカンが呼んでる。

お、美味しいご飯に取り替えてくれたんか？

と思って飛んでいったらいきなり捕まえられた。
なんやえらい力で押さえつけられて、口をこじ開けて何か入れよった。

うわぁっ、さっきの味や。
しかもめっちゃ濃い～～～～～～っ。
たまらんーーーーっ。

必死で逃げようとするけど、オカンすげー力やし。
爪で引っかいたったけど、オカンの手は逃がしてくれへん。

ほんで、また口にその変なもん入れられた。

まずいってぇぇぇぇ。

それ以来、次の日もその次の日もなんかな、ご飯にそのマズイもん入ってるねん。
確かにいつもの缶詰やねんけど、飲み込む時に変な味しよんねん。

でも、また捕まえられるんカナンから食べてるｹﾄﾞ...
一応ムカツクし、マズイーって言いながら食べたってんねん。

しかしハマコさんはいつも美味しそうに食うとるなぁ...？

まぁでもなんか知らんけど、おしっこの調子はちょっとダケ良くなってますわ。