Ｙｅｓ！Ｗｅ　Ａｒｅ！　　～Ｒｏａｄ　ｔｏ　ｔｈｅ　ｎｅｘｔ　ｓｔａｇｅ～

行ってきましたよ、ＳＣ鳥取のホーム開幕戦。
久々に大声を出して応援したので、かなり疲れましたね。
喉が今も痛いです（笑）

さて、そのホーム開幕戦の結果なのですが・・・
ＳＣ鳥取はアルテ高崎と１－１で引き分けました。

こう書くと、ＳＣ鳥取も結構善戦したのでは？と思う方もいるかも知れませんが、僕から見たら、今回の引き分けは「負けに等しい引き分け」でした。
それはなぜか。

また詳しい話は観戦記でも書くかも知れませが、今回の試合は「勝てる試合」でした。
というのも、決定的なチャンスが多かったのに、それをことごとく決めることができなかったからです。

今回の試合、公式記録では鳥取１１本、高崎１４本と、高崎のシュート数の方が多いのです。
しかし、公式記録におけるシュートとは、短距離シュートも、ロングシュートも、ヘディングシュートも、オーバーヘッドシュートも全て含んでいるのです。
なので、シュート数を見てもそれがどのようなシュートだったのかはわからないのです。
で、今回の試合は、シュート数こそ少なかったものの、短距離シュートや、１対１の決定的なチャンスで放ったシュートは鳥取の方が多かったように思います。
チャンスで決めることができていたら、十分に勝つことのできた試合でした。
そう言うわけで、僕は今回の引き分けという結果に対しては不満です。

ところで、この間僕は「Ｊリーグを目指すのなら、もっと積極的にならなければならない。消極的なプレーをしていてはいけない」と書きましたが、今回の試合ではどうだったのでしょうか。

今回の試合、立ち上がりは高崎の攻勢で、ＳＣ鳥取は消極的なプレーが目立ちました。
ですが、試合が進んで行くに従い、だんだんＳＣ鳥取にも積極性が出てきて、チャンスを多く作ることができました。しかし、１点をとってしまうと再び消極性が出てきて、それで相手に１点とられてしまいました。
その後、ＳＣ鳥取も少しは盛り返したのですが、残念ながらあと１点届きませんでした。

ということで、今回の試合は、全体的にやや消極的だったものの、積極性も感じさせてくれる試合となりました。

今回の試合は、合格点などつけられません。及第点、と言ったところでしょうか。
とにかく、勝ち試合を落としてしまったことが大きい。それに、積極性がもっと欲しかったという点でも本当に残念な試合でした。

まあそれでもホームで貴重な勝ち点１を手に入れることができたわけですし、選手達も今日の試合の出来をよく分かっているようです。
試合終了後、僕は山村選手と佐藤選手にインタビューを行いました。その中からコメントを抜粋します。

３　ＤＦ　山村選手
「皆さんの前で勝ちたかったが、引き分けになってしまった。ただ、それなりに昨シーズンとの違いを見て頂けたのではないだろうか。攻めが良いときもあればディフェンスが悪いときもあるし、それがかみ合ったときにはじめて勝てると思うので、チームみんなで切磋琢磨してがんばっていきたい。」
２６　ＤＦ　佐藤選手
「チームとしては勝ちたかった。失点のパターンも毎回同じで、その辺を修正していないという反省がある。今日はみんなで守りに入らないと言うことを意識したが、向こうが点を取りに来たときに守りに入った部分があると思う。決めるところで決めていたら本当に勝てた試合だった。その辺は残念な結果だった。負けに等しい引き分けに近いと思う。」

聞いていて、「勝ちたい！」という思いが強く伝わってきました。
シーズンはあと３２試合あるのだし、まだ充分修正がききます。
次の試合に期待して・・・試合内容についてはここまでとします。


さて、ここからがある意味本題かも知れません。
観客動員数についてです。

今回の試合、観客動員数は何人だったと思われますか？
１０００人？１５００人？

違います。
なんと、たったの７０８人でした。

ホーム開幕戦でたったの７０８人なのです。
もちろん、米子東山でのホーム開幕戦史上最も少ないです。
（ちなみに、鳥取バードでの開幕戦は全て観客動員数がこれ以下です）
しかも、チームは２００８年度のＪリーグを目指すと宣言したばかり。
僕は正直言って、驚きました。試合前から「ん、妙に少ないな・・・」と思っていたのですが、アナウンスを聞いてがっくり。たったの７０８人という結果に、ショックを隠しきれませんでした。

観客が来なかったのは理由もあるかも知れません。
もっとも大きな理由として、これまで米子東山のホーム開幕戦では毎年配ってきた「小中学生無料招待券」を配らなかったのがあるでしょう。
天気もイマイチでした。ちょっと寒くて、試合途中には小雨がぱらついた時間もありました。
中海テレビでの生放送があったのも原因の一つかも知れません。

でも、それは、Ｊリーグを目指す上では言い訳にしかすぎないのです。

天気が悪かったから人が来ない？そんなことはありません。
去年のＶＳホンダＦＣ戦は、この日みたいな天気で、しかも試合後半からひどい嵐となりましたが、観客動員数は８０４人。

中海テレビでの生放送があったからというのも理由になりません。
だいたい、中継があるから観客動員数が減るなんて、Ｊリーグではあり得ませんよ。
ホームゲームともなるとだいたいどこかが中継するもの。それで観客が減ったという話は聞きませんね。

招待券を配らなかったから？確かにそれはあるかも知れません。
ですが、招待券を配ったからたくさん来た、配らなかったから来ない、では困るのです。
招待券とは限らなくても、なにか無料開放イベントをやったり、その他大きなイベントをやったりする時だけ人が集まる、そんなのではダメです。
スタジアムそのものを夢空間にしなければならないのです。
例えば、去年のＶＳ愛媛ＦＣ戦。この試合はなんと１３６９人という大観衆で、シーズン１番の観客動員数でしたが、それというのも、スタジアムのすぐ近くで「ボランティアフェスタ」なるイベントが開かれていて、さらにはスタジアムの芝生席を無料開放したのです。
・・・そりゃあ多くの人が来ますよ。
しかし、普段の試合の観客動員数は少ない。２００４年シーズンには、平均で６３６人という観客動員数でした。

運営側はこれをどう思っているのでしょうか。
おそらく、相当驚いているでしょう。
Ｊリーグを目指す宣言もしたのに、鬼太郎だって呼んだのに、こんなに少ないとは・・・と驚いているでしょう。

でも、この観客動員数の少なさについての責任がもっとも重いのは運営側だと思います。
どうしてもっと県民にアピールできなかったのでしょうか？
どうしてもっと魅力的なチームにできなかったのでしょうか？
Ｊリーグを目指すチームが、今までの観客動員数がキープできればいいなど考えていたのですか？

運営側には猛省を望みたいものです。
そして、その猛省の結果を、次の鳥取開幕戦で見せてもらいたいものです。

そして・・・観客動員数増加のためには我々サポーターもがんばらなければなりません。
我々サポーターは、ＳＣ鳥取の魅力をどんどんアピールしていく役割を担っているのです。
今回の試合に、僕は友達５人を連れて行きましたが、みんな「楽しかった。また見に来たい」と言ってくれました。
我々サポーターが、次の試合に、全員が１人知り合いを連れて行くと、単純計算で観客動員数は２倍になります。
まあ、現実はそううまくはいきませんし、僕も次の鳥取開幕戦は参加できませんが。
しかし、誰か１人でも良いから連れて行ったら、観客動員数は大きく増加するはずなんです。

最後に、山村選手のコメントの中で、僕が「おおっ！」と思った部分を載せます。
「天気もよくなればもうちょっと人も入ってくれると思うし、それを期待して僕らは戦っていくだけです。」
うーん、何てカッコイイコメント。

とにかく、選手達の期待を裏切らないためにも！
これから皆さん、どんどんスタジアムに足を運んで下さい！お願いします！