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カテゴリ:旅行記
さて、翌日。
父が車で、朝5時半に家を出て、名古屋空港まで送ってくれた。(お父さん、ありがとう!) 国内線のANAのカウンターに着き、チェックインを済ませる。 さずがに今日は余裕。 名古屋から成田は、約50分のフライト。 離陸時に子どもたちの耳が痛くならないよう、セイラにはあめをなめさせ、シャアにはオッパイを含ませた。 どうやら効果があったみたいで、特に泣くこともなかった。 スチュワーデスさんが子供用にプレゼントを持ってきた。 セイラはその中から「組みひも」のキットを選んでゴキゲン。 一人じゃできないから私がやることになるけど、このあとフライトが長いからいいかも。 機内から夜明けの富士山の山頂が見えた。 本当にきれいで感動した。 成田で国際線に乗り換える。 出国審査を成田で済ませ、 (ここでフ~さんはまた日本人には必要ない再入国用の出国カードを記入しなければならず、せっかく並んで待ったのにカードを貰ってまた並びなおし)、 今度は無事ゲートの向こう側に行くことができた。 フランクフルト行きLHの搭乗がはじまり、子ども連れのため、先に案内してもらえたのだが、フ~さんが狭い機内で長いこと待っているより、ひろい待合室で最後に乗り込むほうがいいと言ったため、外の乗客が全部乗り込んだ後で乗った。 初めからバシネットがつけられる席を予約してあったので、ほどなくスチュワーデスがやってきて、バシネットをつけたいか聞いてきた。 でも、フ~さんがドイツ語でしゃべったせいで、スチュワーデスが私にも当然のようにドイツ語で話してくる。^^; まあ、内容はわかったので、「ヤー」とだけ返事をしてすませた。 フ~さん、このへんからドイツ語モードに切り変わる。 普段は英語ばかりしゃべっているけど、やっぱり彼の母国語なんだと思う。 私にとってはこんなにたくさんドイツ語を聞くのは久しぶり。 セイラは機内放送の「ダンケシェーン」を聞くたび、「ダンケシェーンだって!!」と繰り返す。 シャアは、離陸後まもなく寝てしまい、食事の時間も寝てくれていたので、私はゆっくりと食事を食べることができた。 オレンジジュースをたくさん飲んだセイラ、間もなくトイレに行きたくなった。 食事のすぐ後だったので、エコノミーのトイレは混んでいる。 フ~さん、ファーストクラスのトイレにセイラを連れて行った。 ここでまたもやアクシデント。 トイレのドアが硬くて、力をいれてあけようとした拍子に、セイラの指がドアに挟まれてしまったのだ! セイラ大泣き。かなり痛そう。 フ~さん、スチュワーデスを呼んで説明すると、乗客の中に医者がいないか聞いてみると言った。 まもなく機内アナウンスがかかり、しばらくしてドイツ人のドクターが来てくれた。 ドクターはフ~さんの説明を聞き、セイラに英語で話しかけた。 「指をこんなふうに曲げられるかな?じゃあ、こんなふうには?」 セイラ、言われたとおりに指を曲げた。 ドクターは、小さい子は骨が柔らかいから、力がかかっても骨に異常はないことが多い、たぶん大丈夫だと言った。ほっと一安心。 フ~さんは、ドアの構造に欠陥があると文句を言っていた。このままにしておいたら何かあったとき訴えられるぞって。 ドイツの飛行機なのにねえ、と思ったが、あとでよく考えてみたら飛行機自体はボーイングだったからアメリカ製か。 しばらくするとセイラは落ち着き、その後は順調にフライトが続いた。 シャアもぐずることなく、無事フランクフルト空港に到着。 セイラがベビーカーに乗りたがり、しかたなくシャアは私がベビースリングに入れて運ぶ。 前日すでに届いていた荷物を探し出し、カートに載せて、いくつかあるレンタカーのカウンターの一つへ行ったフ~さん。 車種と値段をチェックし、2日借りる予定だと告げた後、カウンターの係りに聞く。 「オーストリアの免許証を家に忘れてきたのだけど、日本の免許証で大丈夫だよね?」 返事はこうだった。 「だめです。日本の免許証では、国際免許証でない限り、お貸しできません。」 ああ、やっぱり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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