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ここんとこ、仕事が忙しくて、久しぶりの更新。
ちなみに今、電子顕微鏡マニュアルの翻訳なんて言うハイブロウな仕事をしている。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ さて本題。 7月2日に、ウィーンでフ~さんの次男のところに女の子が生まれた。 ママは日本人。 自宅出産だった。 フ~さんにとっては孫なので、私にとっては、あえていうなら継孫(マママゴ)ってことで・・・^^; 彼らが自宅出産に至るまでには、色々経緯があった。 初めは普通の病院で出産するつもりでいた彼ら。 しかし、臨月になってから、ウィーンに住んでいる日本人の友人で、つい最近出産した人から、病院での出産でひどい目に会ったという体験を聞いたのだそうだ。 予定日を超過したので、早く生むために陣痛促進剤を使われ、陣痛が来て痛み止めの麻酔をしたが効かず、そのうち赤ちゃんの状態が悪くなって帝王切開になり、手術用の麻酔をしたがそれもあまり効かないまま帝王切開になりひどく痛かった・・といった話。 それを聞いて、出産を控えた次男夫婦、不安になった。 最近Skypeで次男とチャットをしているフ~さん、その話を聞いて、根本の原因は病院での人工的処置にあり、普通の病院で出産するのは危ないという実例を実体験に基づいていろいろ教えた。 フ~さんの別の息子はロンドンの病院で生まれた時、陣痛のある時に痛み止めを与えられた結果、陣痛が止まってしまったとか、すでに破水しているのにバカな医者がろくに確認せずに羊水を出す処置をしたとか。生まれてきた時、この子は仮死状態でぐったりしていたそうだ。 それから私の出産に関する話。 私は、自然出産で有名な愛知県の「吉村医院」という産院で二人の子どもを出産した。 >>吉村医院紹介記事 そこでは、お産にできる限り人工的な介入を行わず、産婦がリラックスできる薄暗い和室で、自由な姿勢でお産ができるようにしている。特に異常がない限り、医師は生まれる直前にしか顔を出さない。後は助産婦さんたちがずっとついている。 出産の時に会陰切開することも余りない。 院長の吉村正医師は、長年の経験から、人口的にお産に介入すること(陣痛促進剤、痛み止めの使用など)は自然なお産の経過を阻害し、出産に悪い結果を与えると言う結論に達している。 なぜ人工的な介入が悪いのか? それは、お産と言うものは非常に複雑でデリケートなものだからだ。 ホルモン、環境、雰囲気、月の重力などが密接に絡み合った複雑なプロセスにたいしては、いかなる人工的介入もその自然な進行を阻害する。 例えば、陣痛が微弱で、出産がなかなか進まない場合がある。 一般的にはこんな場合、陣痛促進剤が使われる。 だが、陣痛が微弱なのには理由があるのだ。 私がシャアを出産した時も、初めのうち陣痛が弱かった。 セイラのときよりもずっと弱く、また、「二人目のお産は早く進む」と聞いていたにもかかわらず、結局セイラと同じくらい(約17時間)かかった。 出産後、助産婦さんに聞いた話では、赤ん坊の首にへその緒が二巻きしていたそうだ。 急にお産が進むと苦しいので、赤ちゃんが陣痛を調整してゆっくりと降りてきたんだって。 自然ってうまくできている。 ところが、ここで陣痛促進剤を使ったりすると、赤ちゃんが圧迫され、状態が悪くなり心音が下がったりする。その結果、帝王切開。これって間違ってない? 吉村医院での帝王切開率は約3%。97%は自然に下から生んでいる。 普通の病院では出産の10~20%は帝王切開だそうだ。 通常なら、100%帝王切開となる、足から出てくる逆子の場合でも、帝王切開せずに済むことが多い。 生まれてからは、完全母子同室。新生児室というものがない。 (シャワーを浴びる時だけ、助産婦さんに預かってもらう。) そうすることにより、スムーズに母子が互いのリズムを合わせられるようになる。 ここで二人出産したあとの私の感想は、もしまた子どもができても、もう普通の病院では怖くて出産できないと言うこと。 ベッドに縛り付けられて、薬を与えられて無理に生まされるなんて、考えただけでイヤだ。 そういうことを踏まえて、ウィーンで出産するのなら、普通の病院でなく、自然出産を特別に行っている施設か、助産婦に来てもらって自宅で出産することを勧めた。 そして、吉村医師の著書、「お産!このいのちの神秘」とDVD、「しあわせなお産をしよう」を日本から送り、それからドイツのAmazonを利用して、フランス出身の自然出産の先駆者である、ミシェル・オダン(michel Odent)という人の著書数冊(ドイツ語版)を送りつけた。 数日後。 彼らは助産婦を頼んで自宅で出産することを選択した。 経過は順調だったようで、写真を見ると、母親も赤ん坊もいい顔をしている。 自然出産で生まれた子って、とても穏やかな顔をしてるんだよね。母親も出産の歓びに満ち溢れている。 うちの娘と1週間違いで、別の病院で生まれた子を、生後2週間の時に見たけど、その子はなんだか苦しそうな顔をしていた。 陣痛促進剤使われて吸引分娩だったそうだ。 うちの娘と比べると、違いが明らかだった。 そろそろ生後2週間。 現在無職の次男君はベビーで忙しいらしく、Skypeのステータスがいつもオフラインになっている。 彼ら夫婦にとって、いい影響を及ぼしたと、フ~さんは満足している。 ↓次男君に送った本とDVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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