|
カテゴリ:つれづれ
総合病院の耳鼻科に行く前に、区役所と警察に行ってきた。
区役所は、国民保険で診療してもらうために、「第三者による傷害届」を出さなければならないので、その用紙をもらいに。 「加害者との示談はお済みですか?」と聞かれたので 「当て逃げされたんですぅ~」と説明。 「それでは、加害者の欄は『不明』としておけばいいです。警察の事故証明書にそう書かれるはずですし」と係りの人。 次に、警察に事故届に行った。 警察署二階の交通課にいくと、丸々とした恰幅のいい中年の警官が応対してくれた。 警官A「どのへんですか?」 フ~さん「あのねー、このあたり。でももうひとつむこうの可能性もある。」 警官A「どういうこと?」 フ~さん「あたまうった。30ぷんくらいきおくがないねー。たぶんこっちのほうとよくおもう。でもつぎのおおきいこうさてんかもしれない」 そんな話をしていると、横から、いがぐり頭の逆三角形の顔をした警官が口を出してきた。 警官B「まあ、こっちの方がそれらしいってんだから、ここで書いとくよりしょうがにゃあでにゃあか」 警官A「まあ、ほんだけど、今110番通報を調べてもらっとるんだわ」 ふたりともバリバリの名古屋弁。うーん、これだけディープな名古屋弁は久々に聞いたぞ。 警官B、腕組みをし、仏頂面で半身になって首を傾け、斜め上から届出用紙を見ながら話す。警官Aは気のいいオジサンといった風体。 うう、なんか、マンガのようなお二人。 フ~さんの話を一通り聞き終わると、 「それじゃ、何度も足を運んでもらうのも気の毒だで、今から現場検証に行きましょう。」 と、おもむろに帽子と警棒などを身に付け、出動の準備を始める警官たち。 あらまあ、予想外に素早いアクション。 これから子どもたちを迎えに行かなきゃいけないということで、時間を決めて現場で落ち合うことにした。 警察署から出てフ~さんが開口一番、 「ドイツやオーストリアでもああいう警官いるよ。実に典型的だよ。よく見ると顔が日本人だと言うだけで、そっくりの風体の警官がいる。細い方なんか、まさにウィーンの警察官みたいだ。もう一人の方はドイツ人ぽいけど。」 うん、確かに・・・^^; 職業的に万国共通なものがあるのね。 子どもたちを保育園で拾い、現場の交差点に到着して、子どもたちと私はすぐそばの馴染みの中華料理店で待っている間に夕食を取ることにした。 中華料理店の前に車を路上駐車し、フ~さんは20m先の現場の交差点に歩いていく。 食事をしていると、突然一人の男性が店内に入ってきて店の人に言う。 「おい、誰の車か知らんけど、パトがうろうろしとるぞ。動かさんでええか。」 パトカーが駐車違反の取締りをしていると思い、知らせてくれたのだ。 「ああ、あれうちの車だけど。あのパトカー、うちの用で来てるから、多分大丈夫」 そう言って、店の中国人のおかみさんに事故のことを説明する。 「危ないよ、気をつけなきゃあ。医者には行った?CTスキャンよりMRがいいよ」とおかみさん。 ほどなく、フ~さんが店に入ってきて、検証の様子を説明してくれた。 現場に行って、ここが事故現場でほぼ間違いないという確信を持ったそうだ。 場所は4車線の広い道路。 高速道路工事をしていて、歩行者用信号が見えにくいから、フ~さんは横にある車両用信号機の、右折用矢印が消えるのを待って渡り始めた。 手前の3車線には車が止まっているので、右折車線を走ってくる車からは横断歩道入口あたりは停止車線前では見えない。 警官たちは、右折矢印が消えてから何秒で歩行者用信号が青になるかを測定した。 測定してる間にも、右折車が次々と、矢印が消えたあとでもどんどん通っていく。彼の説明と非常によく一致するので、警官たちは検証結果に満足したようだ。 事故証明は、2-3日でできるとのこと。 警官たちは、フ~さんに同情してくれたようで、親切だった。 なんだか面白かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[つれづれ] カテゴリの最新記事
|
|