投資と投機
バリュー投資クラブの多くの人が投資と投機をごっちゃにしている感じがします。それなのに投機やらテクニカル分析やらチャーチストを馬鹿にしているのを見ると、「お前らがやっているのは投資じゃなくて投機だ!」という事を言いたくなる人は多いと思います。バリュー投資家さんにそういう事を指摘した人が過去にいて、バリュー投資家さん達にボロクソに貶されているのを見て、僕はバリュー投資家に嫌悪感を抱いたものです。淡い思い出です。資産バリューの場合「ファンダメンタル分析」では収益力が向上が期待できない、死に金をたっぷり持っているダメ企業の水準訂正を期待するのは、不確実な投機です。収益バリューの場合「ファンダメンタル分析」で予測可能な期間にEPSが増加していないダメ企業の水準訂正を期待しているのは、不確実な投機です。成長バリューの場合「ファンダメンタル分析」で織り込んだ成長速度を上回り続ける為には未知の領域に対する期待度が必要になり、不確実な投機です。基準を自分で決め、時間軸に対する水準訂正を期待するというのは全部投機の要素が含まれていると思います。本当のファンダメンタル分析は、企業が倒産するまでに金利以上のインカムゲインで元を取る事が可能かどうか、という話になるんじゃないでしょうか。退屈ですねぇ。というか、バリュー投資の事を全く理解していない僕が、バリュー投資の矛盾について指摘するなんてちゃんちゃら可笑しいですね。矛盾を認めたうえで、自分に合ったバリュー投資を貫き通せば、株式投資に正解はないのだからそれなりに優れた運用成績を残せると思うんですが…。ちなみに、偉そうな事を書き続けている僕自身、短期から長期まで、万年割安資産株から超割高成長銘柄まで、ファンダメンタル重視で何でもかんでもやっています。なんでもありですな。他人と違う意見が好きです。他人と違う意見を聞きたくなったら「むぎゅ」に遊びに来て下さい。週末は家族みんなで遊びに来てね。団体割引もあるよ。あ、バリュー投資家は来ないで下さいね。ここは反バリュー投資の初心者の為のサイトです。