2006年総括
2006年相場終了。結局1月のライブドアショックに始まった暴落相場は、今年1年続きましたね。11月で大底を打った感じですが。去年1年で荒稼ぎした膨大な利益もほぼ全額が溶けてなくなりました。本当に、きれいさっぱり溶けてなくなった、といった感じです。特に何の感慨もありません。あれほど大量にあった信用取引利益も、今年の暴落相場で全部吐き出してしまいました。結構頑張ったんですが、信用取引収支は遂に赤転。信用取引をしない方が良かった、といった残念な結果に終っています。何度も言っている事ですが、信用取引を使った買い下がりは破産へ一直線ですね。生粋の逆張り派は信用取引を使ってはいけませんな。しかし、1年チャートを眺めてみてつくづく今年の小型株の暴落は歴史的だと思います。確かに今年は上方修正が少なく、下方修正が多かった気がします。ですが、まぁ、それほど過剰に反応しなくてもいいでしょう。むしろ、我関せずでどっしりと反転するのを待っている方が良いと思います。結局ジタバタもがいたって大して良い事ない。うまくいったからって、それはたまたま運が良かったからで、次もうまくいくとは限らない。あと、長期バリュー投資を銘打ったファンダメンタル個人投資家の投資哲学の脆さを露呈した1年でもありました。今年、バリュー投資家で自分の投資哲学を無理せずに守り通せた人は殆ど居ないですね。テクニカルを用い出したり、中国株に手を出したり、FXなんて始め出したりと忙しそうです。まぁ、あと1年か2年位すると飽きるんじゃないでしょうかね。もう、アホかと言いたい。加えて、セミナーやらDVDなどの有料の投資情報やらアナリストごっこやら新年会やらで、お金儲けに走った個人投資家も多かったですね。バフェットごっこの次はアナリストごっこですか、その気になればバリュー仕手軍団も結成できますな。基本的に僕達初心者は、基礎だけしっかりしていればいい。基礎だけがっちり身に付けた初心者が最強だ。暴騰相場でも暴落相場でも、熱狂相場でも閑散相場でも、基礎は一番大切で、応用は一番不要である。何度も何度も基礎に戻ろう。それでは、2007年も楽しく投資しましょう。