数字が悪い時に買えるか?
業績が良くなり、将来展望が明るくなってから買うのでは、株価上昇の最も美味しい時期を逃してしまう。企業の成長にはサイクルがある。このサイクルを見極められれば、株価のサイクルも見えてくる。株価のサイクルが分かれば、巷で騒がれているバリュー投資なるものがどれだけ曲がるかが分かる。将来が明るい優良企業を買うのではなく、将来が明るくなるような大変身が期待できるような企業を買うべきである。バリュー投資家の多くは、このような投資を投機だといって見下すだろうか?なに、気にする事はない。彼らは投資と投機の違いを不確実性くらいでしか分けられないのである。彼らのやる事は精々成長サイクルの変動が少ない企業を探す事くらいである。ところで、世界経済成長率が5%前後だとすると、PBR1倍ならPER20倍が適正なのだろうか。