その意見は反面教師にするべき意見か?
蔵出し文章と言うか、長い間何年も下書きに保存しているままになっていた投稿文章がありましたので、投稿します。(なんか過去の投稿文章と重複している部分もありますが、、、)-------最近の歴史的な株価上昇率を受けて、頻繁にブログを更新して、パフォーマンスを公表している投資家が多くなってきました。日々膨れ上がる株式の評価額を見るのは楽しいことです。その株式について意見を述べたり予想をしたりというのは、もっと楽しいことです。八卦予想が何度も当たった時などは有頂天になるでしょう。株価上昇時にはパフォーマンスを競い合う群集心理は分からないでもありません。これ以上ないくらいに好意的に解釈すれば、『切磋琢磨』となります。しかし、優れたパフォーマンスを得ている投資家の真似をするのではセンスが無い。これは、逆張り投資家であれば、ある程度は賛同してくれるだろうと思います。その賛同してくれた投資家であっても、パフォーマンスの悪い投資家の意見を拝聴するべきかどうかは意見が分かれるでしょう。思慮に基づいた投資をしているのにも関わらず、損をしている投資家、或いは損をしていなくても相対的にパフォーマンスの悪い投資家。悲しいかな、彼らの意見を聞こうとする投資家の数は少ないです。パフォーマンスの悪い投資家の意見を聞きたがる数少ない投資家についても、その投資家の意見を自分に取り入れようというのではなく、むしろ反面教師にしようというという人は多いでしょう。しかし、パフォーマンスの悪い投資家の意見を聞くのは、なかなか意義のあることです。反面教師にしようというのではなく、素直にご意見を伺いたいところです。少なくても相場が過熱状態にあるときには、優れたパフォーマンスを出している投資家よりも、参考にするべき点があるのではないでしょうか。今現時点での日本市場が過熱状態にあるとは思いません。これだけの全面高が何ヶ月も続いた今でも、まだ日経平均は12,000円台です。(※この投稿文章を書いた時期の日経平均です)ただ、これから相場が過熱状態になることがあれば思い出して欲しいです。中期的なパフォーマンスの良し悪しは、実力よりも時流によって決まるのだという事を。そして、長期的に時流に乗り続ける事が出来るかどうかは、今のような中期的な活況時に時流に乗っているかどうかとはそれ程相関関係がないという事を。