9月29日 田辺 ショウガセ・南部出し 雨 気温27.0℃ 水温27.0℃ 透明度15.0m 水深(最大水深/平均水深)40.2m/16.2m
また雨です。あめあめ・・・・アメマー!!!(カンペイ風)
なんでも8回中8回とのことらしい。
今日は田辺。メンバーはビーチ組スタッフもーちん、今回OWのM夫妻、ADのKさん、
ボート組はマスターことTさんと店長と僕。計7名で出発。空は予想通りドンヨリ・・・。
船はもう1グループ(8人)との乗り合いで10時出船。
最初のポイントは「ショウガセ」
ショウガセといえば去年の7月、大雨に雷、川の様に流れる潮、マスク全没したあげく
しかもエアー吸いすぎで目的だったオオカワリギンチャクの群生がある40mには、僕だけ降りられず、皆を待っている間イシダイと遊べたのは良いが、間違って別グループについて行って店長に叱られた(苦笑)
あと、ウニに刺される等(泣きっ面にウニ)・・・・アクシデント続きのダイビングだったのを思い出す(遠い目)
でもあれからもう10本も潜っているから、今回は大丈夫だろう 多分。
ポイントに着くと、もう3艘の船が入っていた。混雑しているのでしばらく待つことになった。
向こうにイルカが泳いでいるので、近くまで行ってみる。二頭のイルカの背鰭が見えた。
イルカは去年ワイキキ沖でも見たが、その時よりずっと近くに見ることができた。
ポイントに戻り、ガイドさんが他の船にイルカがいたことを教えると、ダイバー達の感激の声が一斉に聞こえた。
やはりイルカは人気者なんや。
これがもし釣り船だったら、船頭は「あかん!イルカや」と言ってすぐにポイントを移動することになるのだ。
いよいよエントリー。
潮はそんなに速くなく、すぐにロープをつかむことが出来た。視界良好(前回はマスク内完全水没でしたw)耳抜きしながら潜行。
透明度は15m。しかし根の上は潮があんまり流れていなくて魚も少ないので
オオカワリギンチャクの群生がある水深40mへ行くことになった。
壁をつかみながらゆっくり降りる。耳抜きもしなくてはいけないし、BCのエアーも入れなくてはならない。
エアーはもうかなり入れているはずなんだけど、体はどんどん沈む。
ようやく下に降りると、オオカワリギンチャクの群生が黄色く光ってすごく綺麗だった。
店長は一足先に到着していてカメラを持って手招きしている。
あとで聞くと、写真にオオカワリギンチャクとダイバーの姿を入れたかったらしい。
僕もマスターもKYだから(笑)ぐるっと廻って店長のところへ行った。
ここでゆっくり写真を撮ろうと思っていたけど、店長が僕の残圧を見てマーク。ちょっとエアー吸いすぎ?
結局写真2枚だけ撮って、店長に手を引かれながら壁伝いに浮上する。
なぜか息が上がってきた。落ち着くまでそこに留まることになったが、実はこの時、我々の真上で大変なことになっていた。
少し上に別のグループがタツノオトシゴを撮影していたのだが
僕の息がタツノオトシゴを直撃してユラユラ揺れていたらしい。もちろん僕はそのことを聞かされるまで知らなかった。
そういえば、店長が上を見て手を合わせているので「なんか新興宗教にでも入ったのかな?」って思って見ていた。
上にいるダイバーさん達に謝っていたのねん。
水深40mでは思考が鈍るとは聞いていたが、それは事実だったのだ(誰や!「普段から鈍っているやん」って言ってるのは!)
なんとか落ち着いて、根の上に上がるとイソギンチャクが花畑のように広がって
クマノミやミツボシクロスズメダイがいっぱいいた。そこでしばらく写真撮影して浮上した。
残圧は30だった。
中性浮力がほとんど取れなかったのが残念だった。僕のウエットだけ泥がいっぱい着いていた。
2本目は「南部出し」
ここではエンリッチド・エア(ナイトロックス)を使う。
エンリッチド・エアとはタンク内の空気の酸素の比率が違う。よって大幅に減圧不要限界が延長されるわけ。
今回は酸素37%を使う。
ウエイトは1本目で結構難儀したので、4キロを3キロに減らした。
1本目よりやや視界が悪い。
ここも根の上にイソギンチャク畑があっていろんな魚達が浮かんでいた。ここは魚影が濃い。
根を降りて、砂地をゆっくり泳いでいく。深度20m。これなら中性浮力も取りやすい。
ハナミノカサゴが浮かんでいた。写真を撮るのに夢中になって、気がつけば目の前にハナミノカサゴがいて驚いた。
よく考えてみれば、この魚って毒があるのよね~(汗)
砂地は南部出しパート2まで50mほど続く。
ここでネジリンボウ発見!このポイントでしばらく撮影する。
【ネジリンボウ】
学名: Stonogobiops xanthorhinica
英名: Yellow-snout Shrimp-goby
スズキ目>ハゼ科>ネジリンボウ属
分布: 和歌山県・愛媛県・高知県・沖縄県の沿岸部、インドネシア~オーストラリア北東岸
テッポウエビの巣穴にすんでいて、外敵がいないときは穴の外でホバーリングしているが、敵がきたらさっと巣穴に逃げこむ。
からだの模様がねじれているように見えることから、「ネジリンボウ」と呼ばれるようになったハゼだが、実のところ、そのように見えるだけで、黒い縞模様が体を輪切りにしているようにはしっている。
頭部は黄色く派手な柄から、ダイバーには人気の高い生物。
テッポウエビが時々その姿を見せるのだが、それがほんの一瞬1~2秒なので写真に撮るのが難しい。でもストロボのおかげで今回は満足のいく写真が撮れた。
ハナアナゴと遊んで、南部出しに戻る。
再び岩礁ではマツカサウオの幼魚やタテジマキンチャクダイ・アカハタ、大物ではクエを見ることが出来た。
【アカハタ】
スズキ目>ハタ科>マハタ属
学名: Epinephelus fasciatus
英名: Black-tipped rockcod (Blacktipped = 黒い先端 rockcod = ハタ)
漢字名: 赤羽太
南日本以南、インド、西太平洋域に分布。沿岸のサンゴ礁域、岩礁域に単独で生息する。
釣りではイシダイ釣りの外道として釣れる。刺身、水炊き、から揚げ、煮付けなどにして食べる。地方によって味の評価は様々である。
なんと67分 最長ダイブ。1本目の「最深40.2m」と共に自己記録更新ダイブとなったし
それになんといっても、器材片付けているとき濡れなかったのが
09年最後のダイビングに花を飾った(笑)
1本目のディープはさすがに認可されなかったものの
2本目「エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ」GET!5枚目のカードを取得した。
来年は晴れ男になれますように・・・・。
(店長撮影) 一番上にいるのが僕です