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カテゴリ:オススメ本
大きな木の家 ふぃーるどえふさんからこんな素敵なプレゼントをいただきました! 絵本なんていただいたのは何年ぶりでしょう! この本は著者のはらだたけひでさんが、ニコ ピロスマニさんにささげる本だそうです。 グルジアの国民的画家、ニコ・ピロスマニ(1862-1918) 居酒屋の壁に掛ける絵や看板を描いては、その日暮らしの金を稼いで放浪の人生を送ったピロスマニ。 彼の夢は「木の家に住みたい」というささやかなもの、 自分の芸術に対してあまりにも純粋であるがゆえに、世の中と上手く折り合いをつけることができず、 貧しい彼は、酒やパンと引き換えに絵を描いたそうです。 心にジワーッと響く本でした。 ほんわかした中にも、戦争があった背景や、社会的メッセージがあります。 絵本ですが、子供向けというよりは、大人向けの本だと思います。 でも絵に込められたメッセージは奥が深いです。 それはタロットもいっしょで、ただの絵と思ってしまえば、 ただの絵なのですが、そこにメッセージが秘められていると思うと 絵を見る見方が全く変わってきます。 純粋すぎで世の中に順応できなかった画家が後世に残したメッセージの大きさは いまでも語り継がれています。 芸術は素晴しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月28日 21時20分57秒
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