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2006.05.13
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カテゴリ:ROLEX
昨年創業100周年を記念して発表された「プリンス」です。
秒針を際立たせ、医師が患者の脈拍を測るためによく使われた(らしい)ことからドクターズウォッチと呼ばれるタイプの時計です。
もともと1929年に誕生したプリンスは当時まだ懐中時計が一般的だった時代、アールデコの洗練されたデザインと、量産品としては最初の「クロノメーター腕時計」として非常にステイタス性の高い時計であったと言われています。(医師のような社会的に地位が高いと言われるような人しか持てなかった?)

昨年のバーゼルフェアで発表されたこの「プリンス」は、完全に新設計の手巻きムーブメントを搭載しており、しかもロレックスとしては初のシースルーバックのケースが採用されています。デザインは4種類あり、文字盤だけでなくケースのデザインも全て異なっています。更に驚くことにシースルーバックから覗くムーブメントのブリッジには、それぞれの文字盤に合わせたデザインのギョーシェ彫りとでも言うべき装飾が施されており、その懲りようといったら半端ではないですね。

ロレックスプリンス5440-8ロレックスプリンス5443-9

ロレックスの良いところは、実は技術的に素晴らしい実力をもっているということに尽きると思います。スイスでも数少ないマニュファクチュールであり、常に精度や耐久性を向上させる開発を続けています。日本ではなんとなく単なるステイタスシンボルとしてしか認知されていない面があり、本当の実力が評価されていないような気がします。「とにかくいいんだ」というように過大評価されてみたり。それ故アンチからは「値段の割りに大したことない」と言われてしまう。
ちょっと前までは、確かに「高価過ぎる」感はありましたが、周りのメーカーの値上げ合戦が激しい昨今では、ロレックスの方が適正価格に思えてきます。(但しプレミア価格の上がりようはちょっと異常ですが)


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Last updated  2006.05.13 19:52:15
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