パテック・フィリップの中でも人気が高いワールドタイムですが、現行モデル（Ref.5130）に加えダイアルに世界地図が描かれたRef.5131が追加されます。

　この世界地図は「クロワゾネ」と呼ばれるエナメル技法で描かれており、日本では有線七宝とも呼ばれています。独特の光沢を持ち美しいのですが、非常に難易度の高い装飾技法（色が多いほど行程が多くなり、更に難しくなる）のため、複雑な絵をエナメルで描くのは昔から貴族の特注品など「一品モノ」のような高級品にしか施されなかったと言われています。
　パテックのワールドタイムにも、過去にこれと同様の地図が描かれたモデルがありましたが、アンティコルムなどのオークションで腕時計の最高落札価格を更新するほどのコレクターズアイテムとなっています。
　ムーブメントはRef.5130同様マイクロローターの自動巻きCaliber 240HUで、当然ジュネーブシール取得です。
　ひとまず限定モデルではないようですが、結果して生産本数はかなり少なくなることが予想され、後々大そうなコレクターズアイテムになるかもしれません。お金に余裕のある方は是非ご一考を^^;)


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