テーマ:時計NEWS(281)
カテゴリ:その他ブランド別 ハ行
そのうち誰かが創るだろう、と思ってはいましたが、今年2つのブランドから機械式デジタル表示腕時計が発表されました。
先ずはハリー・ウインストンの「Opus 8」ですが、 テレビスクリーンのような文字盤に時間表示のみをデジタル表示させています。デジタル表示の方法は、数字(とAM・PM)を構成するパーツを必要な箇所だけ「出っ張らせる」ことで表現しています。色分けされていないのでお世辞にも視認性が良いとは言えませんが、なかなか面白いアイディアですね。但し、常に表示させるとトルクが足りなくなるのか、ケース右側面のボタン(?)を操作したときだけ表示されるようです。 もう一つはドゥ・グリソゴノの「Meccanico dG - Digital」です。 こちらは時間と分(合計4桁)全てをデジタル表示させており、また黒地に蛍光色で表示していることもありOpus 8よりは完成度が高いと言えるかもしれません。ただ文字盤上部に一般的なアナログ表示を設けているあたりは、デジタル表示の表現力にイマイチ納得していないことの現われとも取れますが...。確かにこちらもお世辞にも読み取りやすいとは言えない感じです。 何れにせよこの2つのデジタル表示時計、完成度はイマイチかもしれませんが、数字が書いてあるディスクを回転させるだけの従来の「デジタル」ではなく、機械式で液晶表示のような表現を実現したというところで全く新しいジャンルを開拓したと言えます。技術的にはまだまだ未熟なのでしょうが、今後いろんなメーカーが参戦してくることで、どんどん洗練されていくのではないでしょうか。知的好奇心を刺激されるという意味で楽しみなジャンルができました。 但し、やっぱり「高価なオモチャ」ですよねぇ~^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.10 19:50:58
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