テーマ:時計NEWS(281)
カテゴリ:ROLEX
今年の目玉はやはり「NEW SEA-DWELLER DEEP-SEA(シードゥエラー ディープシー)」(写真はこちら)でしょう。フルモデルチェンジしたシードゥエラーですが、ケースにリングロックシステムという独自の構造を採用することで、なんと390気圧(3900m)もの水圧に耐えるという、とてつもない防水性能を実現しました。現行モデルの1220m防水だって十分過ぎる(ある意味過剰性能)というのに、気合がすご過ぎです。近年はケースの加工精度の向上やパッキン類の高性能化によって、1000mや2000m防水の腕時計が珍しくなくなってきていますから、オイスターケースの生みの親であるロレックスとしてはやはり黙ってはいられなかったのでしょう。
また、ベゼルには新GMTマスター2同様セラミックを使用、ブレスにはダブルエクステンションパーツを使用してウエットスーツ着用時の装着をより確実にしたり、チタン製裏蓋で軽量化(防水性能にも関係ある?)するなど、細やかなブラッシュアップがなされています。更にCal.Noこそ同じ3135ですが、温度変化や耐磁性に優れる自社製パラクロムひげゼンマイが搭載されているとのこと。 見た目以上に大きな進化を遂げたシードゥエラー。昨年のミルガウスほどのインパクトはありませんが、腕時計の実用性に拘り続けてきたロレックスらしい意欲作と言えるのではないでしょうか?(但し価格も大幅にUPで、約100万円なり!) 続いてはサブマリーナの新モデルで、セラミックのベゼルやパラクロムひげゼンマイを採用した新型が18kWGとYGで登場。こちらは恐らく来年コンビ、再来年はSSと、順次新型に入れ替わっていくのでしょう。WGモデルは青文字盤&青ベゼルで、新鮮な感じです。(写真はこちら) また、デイデイトの直径を36mmから41mmに拡大した「デイデイトII」がラインナップされます。こちらもムーブメントにパラクロムひげゼンマイを採用し、更に耐震機構も新しいものが採用されているようです。 その他デイトナの新デザインやオイスターパーペチュアルのサイズ違い(34mm→36mm)などがあります。 今年は「ROLEX」というブランド名称が誕生して100周年にあたる年(ブランドの創業は1905年)。100周年記念としては少々控えめなニューモデルのラインナップと感じますが、高い技術力による強烈な防水性能を持ったモデル「シードゥエラー ディープシー」を持ってきたあたりに、防水時計の先駆者として常に業界をリードし続けてきたロレックスのプライドを感じます。 ロレックスの時計は廃盤が決まるとそのモデルが高騰する傾向にありますが、このブランドの時計は間違いなく最新モデルが最良です(デザインの好みは別として)。雑誌などで廃盤モデルの人気を煽ったりしますが、プレミア価格の中古品を買うくらいなら少々高くても最新モデルを買ったほうが絶対に間違いないですよ!(と、最後はちょっと脱線してしまいました^^;) ROLEX一覧へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.15 22:20:33
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