テーマ:時計NEWS(281)
カテゴリ:その他ブランド別 タ行
「ダボサ(DAVOSA)」というブランドを良く耳にするようになったのは今年に入ってからのような気がしますが、そもそもどのようなブランドなのか、少し調べてみました(と言ってもネットで拾える程度ですが^^;)
スイスに「ハスラー(Hasler)」という小さな時計メーカーがあります。家族経営に毛が生えた程度の規模のようですが、ハスラー家が時計の製造に携わったのが1881年。1917年には高級ブランドの時計組み立てを専門とする「Paul Hasler Terminages d'Horlogerie」社を設立、なかなか品質の高い仕事をしていたらしいです。現在もハスラー銘の懐中時計や腕時計を少量生産しており、ETAの6498や6497、7001、2824などを搭載したリーズナブルでクラシカルな時計で、日本にも少量が輸入されているようです。7001や2824を積んだ腕時計が2万円以下で売られており、私も以前から気になっていました。 話をダボサに戻しますが、ダボサブランドは1993年にハスラーがドイツの代理店「Bohle GmbH」との協力で始めたブランドです。日本では最近ユーロパッションが代理店になったことで耳にする機会が増えたのだと思います。 肝心の時計ですが、ラインナップは多彩でスポーツモデルからクラシカル系に、クロノグラフやGMT、パワリザなどを搭載したモデルで構成されており、デザインも悪くないといった印象です。機械はほぼETAですが、中にはSOPRODなどもあり、興味をそそられるラインナップです。そして価格ですが、中3針が6~7万円、GMTが9~10万円、クロノグラフが13万円前後(全て概略の定価)と、かなりリーズナブルな価格設定です。 ブランドの立ち位置としては、ちょっと前のエポスといったところでしょうか。エポスもリーズナブルとは言え、知名度の上昇に伴って価格もじわじわ上がっており、出始めのころのお得感は薄まってしまいました(といっても時計業界全体から見ればとても良心的な価格ですが)。 しかしエポスと大きく違うのはブランドの歴史でしょう。ダボサブランドとしては1993年誕生でエポスより10年も若いですが、本体のハスラーには100年を越える歴史があり、クォーツショックを生き抜いてスイスの時計産業を支えてきた老舗の一つです。 一見、ぽっと出のファッションブランドかと思ってしまいましたが、どっこい由緒正しいスイスの老舗という、機械式時計ファンの琴線に触れるようなブランドです。 ユーロパッションは「アクアノウティック」「エポス」「オリス」「グリモルディ」「マーティン・ブラウン」「ミューレ・グラスヒュッテ」などを扱っていますが、なかなか目の付け所が鋭いですねぇ~。 ダボサを探す ユーロパッションの時計を探す アクアノウティック アントワーヌ・プレジウソ エポス オリス グリモルディ マーティン・ブラウン ミューレ・グラスヒュッテ ペルレ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.13 20:55:32
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