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2009.01.11
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カテゴリ:FORTIS
 2008年はいつの間にか終わり、既に2009年に突入している訳ですが、皆様は良い年を迎えられたでしょうか?
 私も幸い職を失うことも無く、平穏な新年を迎えることができました。今年(去年?)は曜日の並びが良かったのでかなり長い年末年始休日をもらうことができましたが、その分初出勤の憂鬱だったことこの上ありませんでしたね~(^^;)

 さて、最近更新が滞っていますが、新年1回目はフォルティスの新作情報です。新作と言っても2008年モデルですが...

 先ずはちょっと変り種のアートモデルを2本。
FG02 ArtModel IQ-WatchCN12 ArtModel Planet
 左は「IQウォッチ」と名付けられた3針+日付モデルです。かなり前に発売されており、世界限定999本ということもあり既に品薄状態です。黒板にチョークで書きなぐったようなインデックスは、スイス生まれのデザイナー、ロルフ・ザックス氏によるデザインで、角度や簡単な数式でインデックスを表しているところが面白いです。
 右は「プラネット」と名付けられたクロノグラフです。天体の動きを表したという文字盤は、惑星の軌道や昼と夜を表現したもので、画家であり彫刻家であるゲルト・ウィナー氏が時間と言う無形の概念をビジュアル化したものです。古くから宇宙開発に関わってきたフォルティスらしい限定モデルと言えます。こちらは世界限定300本ですので気になった方はお早めに。

 続いてコスモノートシリーズから2本。
CN10 B-42 Black Chronograph TitaniumCN11 B-42 Black DayDate Titanium
 新たに「B-42ブラック」シリーズとして追加されたチタンケースのクロノグラフとデイデイトですが、その名の通りブラックPVDが施されたオールブラックのモデルです。最近のフォルティスはブラックモデルが非常に多く、今回紹介する2008年モデルでケースがブラックでないのは後に紹介するフリーガースクェアのクロノグラフのみです。
 一見ブラックPVD以外は既存のB-42モデルと変らないように見えますが、ダイアルにカーボンを採用したり、インデックスにも細かなブラッシュアップがなされているなど、目立たない改良は加えられているようです。

 続いてコスモノートシリーズに限定のオールブラックモデルです。
CN04 CN Black L.E
 コスモブラック リミテッド・エディションと名付けられたこのモデルは、見たとおり12時のインデックスと時分秒針、回転ベゼルの0分マーカーのみを白で表し、他は全て真っ黒という異色の腕時計といえます。2007年にはフリーガープロフェッショナルシリーズに、やはり限定モデルとして「ブラックアウト」が発売されましたが、この第2弾になるようです。ブラックアウトはデリバリー開始とともにあっという間に市場から無くなったと記憶しています。
 意外にも視認性は悪くないようですが、そうは言っても分単位の読み取りには少々難がありそうです。どちらかと言うとコレクターズアイテム的な要素が強いモデルと言えそうです。

 次はフリーガークラシックの限定モデル「24リミテッドエディション」です。
FG05 FG Classic 24 L.E
 ETA2893のGMT針を通常の時針とし、24時間表示にしたものと思われます。これも最近のフォルティスのお約束とも言えるブラックケースが採用されています。どうせなら普通の時針も付ければGMT時計として使えるのに、と思ってしまいますがデザイン優先ということでしょうか。

 最後はフリーガースクェア クロノグラフ。唯一のブラックでないケースです(^^;)
FG03 FG Square Chronograph
 2007年に発売されたフリーガースクエア デイデイトのクロノグラフ版ですが、ラグがケースと一体になったケース形状はデイデイトとは一線を画しています。スイスインターナショナルエアラインズとの共同プロジェクトでできたこのモデルは、スクエアなケースに丸い文字盤のごとくプリントされたインデックスが絶妙なアンバランス感を生み出し、他のスクエアケースの時計にはない独特の雰囲気を持っています。


 以上、2008年のフォルティスを紹介しましたが、黒が多いなぁと(^^;)。
 最近の流行であると同時に、表面硬度を上げる手法としてブラックPVDが多用されているようですが、あまりにも黒い時計が多くなって少々食傷気味です。長年使ってコーティングが剥がれて「ハゲチョロ」状態になったりはしないのでしょうか?(私はそれが心配で未だに黒い時計には手が出せずにいます^^;)
 そしてデザイン重視のモデルが増えたとも感じました。実用性の塊のようなイメージのフォルティスですが、最近はデザインで遊んでいる(良くも悪くも)感があります。それでもフォルティスらしく見えてしまうのは、時計作りの姿勢にブレがないということの表れでしょうか。


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Last updated  2009.01.12 22:31:20
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