テーマ:時計NEWS(281)
カテゴリ:イベント
まもなく終了しますが、日本橋三越で行われているワールドウォッチフェアのレビューです。
今回は雲上ブランドのトゥールビヨンを中心に紹介します。 まずはパンフレットの表紙にもなっているブレゲの「クラシック・ダブルトゥールビヨン」です。 確か2006年頃に発表されたモデルですが、実物を目にするのは初めてでした。2個のトゥールビヨンを載せたムーブメント自体が12時間で1周する(片方のトゥールビヨンが時針を兼ねている)という、仰天コンプリケーションです。価格も仰天モノで贅沢を言わなければ東京近郊に駐車場付き一戸建てが建ちます^^;) 果たしてどれ程の精度が出るのか疑問ではありますが、興味深い装置であることは確かですねぇ... 次はジャガー・ルクルトの「ジャイロトゥールビヨン1」と「レベルソ・ジャイロトゥールビヨン2」 これも今年の新作ではありませんが、トゥールビヨンのキャリッジが3次元で回転する様はまさに小宇宙です。写真では分りませんが、レベルソの方はひげゼンマイがちょうちんひげになっており、2軸トゥールビヨンの弱点である「厚さ」を逆手に取った「飛び道具」的な使い方が面白いです。 次はジラール・ペルゴの新作「ヴィンテージ1945スリーゴールドブリッジトゥールビヨン」です。 こういった「普通」のトゥールビヨンでは物足りない感じが否めませんが、それでも「超」が付く高級コンプリケーションであることには間違いありません。感覚が麻痺しているだけですね^^;) 普通のトゥールビヨンはまだまだ沢山出てましたが、だんだんありがたみが無くなってきたのでこの辺にしておきます。 数年前は、こういった比較的規模の大きいフェアでもトゥールビヨンはかなり希少な存在だったと記憶していますが、時代は変りましたね。一千万円を越える品物がこんなに沢山集結する時計業界とは、一体どうなってるんでしょう??? やっぱり行き過ぎた資本主義の歪みが表面化してきているのかな~、などと思いつつ、今日は「清き」一票を投じてきました。皆さんも投票してきました? ちなみにフェアは明日(31日)までです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.30 19:29:57
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