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2011.02.13
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 長野県は諏訪大社の近くにある「諏訪湖時の科学館 儀象堂」に行ってきました。

 近代時計発祥の地と言われる諏訪にあるこの施設、ちょっと興味があったのでスキーのついで(失礼!)に寄ってみました。

 目玉は「水運儀象台」という巨大な天文観測時計塔で、900年以上前に中国で造られたものを正確に復元したものだそうです。水の力を動力とし時刻、天球儀、天体望遠鏡を連動させてかなり正確な時刻表示ができたらしいです。
 一定量の水を水車に流し、バケットが一杯になると重さでストッパーが外れ、バケット1個分だけ水車が回転するという仕組みは、まるでアンクルとガンギ車の関係に良く似ており、900年も昔にこんなものを造っていたとは、中国恐るべし、です。

 館内はさほど広いというわけではありませんが、古い壁掛け時計、柱時計、置時計などが所狭しと並んでいます。中にはジャガールクルトのアトモスがあったりします。
 また、数は少ないですが懐中時計や腕時計もあり、ほとんどが国産品でやはりというかセイコー製が多いです。スイス時計産業を壊滅状態に追いやるきっかけとなった「アストロン」も誇らしげに展示されていました。

 その他には、簡単な体験装置のようなものが多数あり、水晶が振動する原理や脱進機の動きかたの説明、緩急針による進み遅れの説明など、果たして時計オタクでもない人たちが興味を持つのか、ちょっと疑問に思うものも多数ありました(^^;)

 私はやりませんでしたが、時計作り体験もできるそうで、クォーツのみならず機械式のコースもあり1日掛りの本格的な内容も選べるようです。

 時計に興味ない人は行っても面白くないでしょうが、時計好きならば一度は行ってみると良いかもしれません。





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Last updated  2011.02.13 19:08:03
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