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Rakuten Card

2012.03.11
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カテゴリ:ROLEX
 久しぶりにロレックスに新型が登場します。
 「SKY-DWELLER」と名付けられたこのニューモデルは、ロレックスでは初の年次カレンダー(2月末以外調整不要)を搭載したというだけでも十分注目に値しますが、それ以外にも特筆すべきポイント満載です!

Basel 2012 Rolex SKY-DWELLER.jpg

 先ず外観ですが、デイトジャスト系のデザインですが、直径は42mmとデイトジャスト系では最大で新EX-IIと同じです。個人的には40mmあたりがちょうど良いのではないかと思いますが、大き過ぎというほどでもないと言ったところ。
 最も目を引くのは時分針の付け根に輪をぶら下げたように配された24時間ディスクでしょう。中央ロゴ下の赤い三角形がローカルタイムを示すGMTウオッチであることが分かります。ローカルタイムを針ではなくディスクで表示するのはロレックスでは初めてで、文字盤外周と同心円にしなかったところに独創性が窺えます。
 更に細かく見ると、時分針は中央よりやや付け根側がくり抜かれており、極力ローカルタイムを読み取りやすくする工夫がされています。実用性に対するロレックスの拘りが感じられますね。

 そして一見目立ちませんが、アワーインデックの外側の小窓が「月」を表示する年次カレンダー機構を搭載しています(写真は8月28日の状態)。日食と月食からインスピレーションを受けて考案されたサロスシステムなる機構で大の月と小の月を判別しているのですが、ロレックスのHPで機構の動きをみても私には良く分かりませんでした^^;)

 これらの機能と時間合わせを行うための調節機構がまた斬新です。
 回転式リングコマンドベゼルと名付けられた可動式のベゼルと竜頭操作を組み合わせることで、これだけの複雑機構をストレスなく調整できるというのは驚きです。
 竜頭は、ロックを解除して手巻きする第1ポジションと、そこから1段引き出した第2ポジションしかありません。
 ベゼルは、時計回りに回しきった位置が既定位置とされて、その位置では竜頭を操作しても何も調整できません。
 そこから反時計回りに約45度回した位置が日付と月を調整する位置で、竜頭の第2ポジションで調整できます。普通の時計の日付け送りに比べて圧倒的に少ない労力で送りと戻しが可能です。その代わり月は日を送ったり戻したりすることでしか変わりません。日と月は完全に連動しているようです。さすがに半年分調整しようと思ったら結構な操作量になるかもしれませんが、GMTマスターの日付け調整よりははるかに楽そうです。
 そこからさらに反時計回りに約30度回した位置がホームタイム調整位置で、ここでは時針のみを1時間単位で進めたり戻したりできます。当然時計を止めることなく調整でき、海外旅行先で最も重宝する機能です。
 そこからさらに反時計回りに約45度回した位置(8時付近)がローカルタイム調整位置で、秒針が停止した状態で全ての指示が連動した状態で時間調整ができます。
 ヨットマスターIIで採用された機構の応用のようですが、腕時計にはまだまだソリューションが隠されていることを思い知らされます。
 ロレックスのHPでシミュレーションできるので興味のある方はいじってみてください^^;)

 最後にムーブメントです。
 この「SKY-DWELLER」に搭載されている「calibre 9001」は、ほぼ全くの新設計ムーブメントのようで、31〇〇系に新しいモジュールを乗せたわけではありません。
 基本構造は、両持ちのテンプ受け、マイクロステラナットによるフリースプラング式緩急調整、パラクロムの巻き上げひげ、パラフレックス耐震軸受など、31〇〇系の美徳とされていた構造は引き継がれていますが、外観は一新され、パワーリザーブは72時間に延び、巻き上げローターの保持はボールベアリングに改善され、他社の最新ムーブメントに比較しても負けるところが一つもない、と言って差し支えない内容です。
 実際の精度が31〇〇系に匹敵すると断言することはできませんが、そこはロレックス、期待を裏切らない精度を魅せてくれるでしょう。

 さて、今年はゴールドモデルのみ(WG、YG、エバーローズG)の展開ですが、来年以降コンビやSSモデルの展開も期待できます。さらにムーブメントに関しては今後の展開が非常に楽しみです。モジュールを外した新たなベースムーブメントとしてスポーツモデルにも採用されるのではないかと、ついつい色々と妄想してしまいます^^;)



1年経ちましたが、まだまだ東日本大震災被災地を応援しよう!!
青森県岩手県宮城県福島県茨城県






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Last updated  2012.03.11 21:45:41
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