メダカの大学

我が家の水槽には、石巻貝がいます。

この寡黙な働き者のお掃除力は圧巻です。
水槽の内側（ガラス面）や石、流木などについた汚れをきれいに掃除してくれます。
よじ登れるところなら、水草でもチューブでもヒーターなどのコードでもなんでも掃除してくれます。

時には、2・3日もじっとしていることもありますが、1年中せっせと働いてくれます。

ひっくり返った状態でガラス面から落ちてしまうと、自力では立ち直れないので、死んでしまうという話をよく聞きます。
でも、石巻貝はめったに転落などしません。足場の悪い軟らかい水草によじ登ってしまったときも、隣の水草などに乗り移って、何事も無かったかのように着地します。
また、ガラス面をスルスルと滑り降りて移動する姿も見たことがあります。
石巻貝は、見かけによらず、かなりの運動神経を持っています。
だから、転落死するのは、もともと転落するほど衰弱していたのではないかと思います。
実際、転落した直後に拾い上げて何かに這わせてやったことがありましたが、翌日も転落。何度か転落と救助を繰り返しましたが結局死んでしまいました。
ネットで調べてみると、元気のよい石巻貝は転倒しても自力で立ち直ると書いている人もいました。なるほどね。

ところで、なぜ石巻貝の殻には大きな傷があるのか、これまでずっと不思議に思っていました。
今日、改めて調べてみると、Wikipediaに答が見つかりました。 カルシウム不足ってことですね。 →詳しくはこちら
最初は、あの痛々しい傷がかわいそうでしたが、自然界でも当たり前のことらしいし、水槽内でもとても元気にしているので、今ではあまり気にならなくなりました。

ネットでは、あまり長生きしないとの記事が目につきましたが、我が家の石巻貝君たちは1～2年は黙々と働いてくれます。
ここ2年ほど、エビ水槽は、水草とコケ（藻類）で薄暗く、濾過も不十分だったにもかかわらず、エビも石巻貝も長生きしてくれました。（水換えもしたこと無く、時どき水を足すだけでした。）


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