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テーマ:食べ歩き(4413)
カテゴリ:酒・食事
先日、モーグ博士の追悼イベントで浅草に行った帰りに、折角だからと雷門の近くをうろついて来ました。
半日のイベントだったのに、昼前にコンビニのサンドイッチとおにぎりだけだったので、小腹が減ってきたので、何か美味しそうで洒落た洋食屋でもあったら入ってみようかとウロウロ。 雷門から西の方に2区画ぐらいの路地に歴史を感じさせるレストランを発見。その名も浅草浪漫「○ミナリ軒」←伏字だが読めちゃう? 店の外に立て看板でいろいろメニューがあり「じっくり煮込んだビーフシチュー」などと書いてある。ビーフシチューとテールシチュー、美味そうだ。レトロなお店だし、雰囲気に誘われて入るとカウンターに通された。 これがお店にとって大失敗になろうとは… テールシチューと赤のグラスワインを注文。 カウンターの前から店の奥にかけてが厨房になっている。 店の規模の割には多すぎるコックさんが7人ぐらい。各自の役割をせっせとこなしているようだが、全体としては手際が悪そう。 シチューなんだから、大きな鍋でグツグツやっているのを、大きなお玉で掬ってよそうだけだろうと思っていたが、一向に出てくる気配がない。 で、更に見ていると、年の頃、50歳ちょっとの一人のシェフがアルミの片手鍋を持って私の目の前に来た。目の高さよりも少しだけ低いガラスの塀越しに見てると、その片手鍋に何やらスプーンでよそってからガスレンジの方に行って火に掛けた。 しばらくカチャカチャやっていたと思ったら、流しの水道で鍋に水を加えた。そして、さっきの「何やら」をもう少し足すために目の前にまた来た。スプーンで足している。 その「何やら」が何なのかを確かめるために、椅子から少しだけ中腰に立ち上がって、知られないようにしながら、ガラスの塀の上から覗き込んでみたら、例の「何やら」は、金属製の深いバットのようなものに入れてある、ドロドロのものだった。 そう、丁度、ミートソースで挽き肉が入ってない様なもの。 つまり、彼は、シチューのソースを作る「素」を水で薄めながら、単に暖めていたに過ぎない。そして、別に煮込んであった牛のテールを片手鍋で、そのにわか作りのソースによく絡めて味を馴染ませていたワケだ。 これが「じっくり煮込んだシチュー」だったのか!(爆) 味も大したもんでした。いわゆる「オーアジ」というヤツ。 ああ、大失敗だったな、と、とぼとぼ帰り掛けた時に、とても良さそうなお店を発見。 新仲見世と仲見世通りが交差している辺りの狭い路地に、シチュー専門の小さなお店。名前は覚えなかったけど、場所はしっかり。 思わず、口直しに入ってしまおうかと思ったけど、腹一杯なので思いとどまり帰ってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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