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とんかのクローゼット

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2008.09.01
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カテゴリ:家族の風景
かめが自転車の補助輪をとる練習をチチとしている。
あともう一息という感じだ。

この町は自動車道・歩道が整備されていないところがたくさんある。
ましてや自転車道などない。
歩行者も車も自転車もいっしょに狭いとこを行きかう。

できることなら、かめはゆっくり、補助輪をはずしてほしい。
自転車に乗れることと、安全対策しながら走れることはレベルが違うし。

でも、本人が望んでいるのだから、それが時期というものなのだろう。


チチは汗をぬぐいながら言った。

つるのときも一緒に練習していたなあ。
自転車の後ろを支えて一緒に走っていたら、
スーッと途中からひとりで走って行っちゃったんだ。
ほっとしたような、さびしいような気持だったなあ。
かめも、もうすぐだ。


いっしょに走っているときは夢中で子供をよく見れない。
後ろ姿になったとき、よく見えるのかもしれない。
多少の哀愁を覚えつつ。


新学期もはじまったというのに、わたしは夏のキャンプの写真を繰り返し見ながら、
「なんて器量よしのかわいい子ばかり揃ったもんだろう」なんて思っている。
数年後には見上げるように大きくなって、女の子は化粧なんかして、
男の子なんて声も姿も変わってしまうんだろ。
今の彼らの輝く姿をフリーズさせてしまいたい。
もったいないのお。
大きくなる前にできるだけ、たくさんの「楽しい」お土産を持たせてあげたい。
それから、世知辛い世に出た時のための装備もして。



あれこれ自分にできそうなことを考えながら、
童謡「さっちゃん」のさいごのフレーズなど思い浮かべてしまうのであった。

だけどちっちゃいから僕のこと忘れてしまうだろ
さびしいな、さっちゃん。








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Last updated  2008.09.02 22:29:02
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