とんかのクローゼット

５６回目のわが教会の誕生日。

ご近所に「赤屋根」と呼ばれ、親しまれてきた教会。
なんと１２人もの牧師が牧会した教会。
途中、牧師のいない時期もあった。

イエスさまを信じている、という一点で
様々な人が集まってきた教会が、
指導者を途中失いながらも続いてきたというのは
きせきとしかいいようがない。

５６年前、はじめて教会に来て、信仰をもって
現在牧師夫人としてご活躍中の方が開設当時の教会の様子を話してくださった。

１．賛美でいっぱいの教会だった
　　同じ讃美歌をくりかえし、ネバーエンディングでよく歌った。

２．証の盛んな教会だった。
　　「神様がいっしょにおられるってすばらしいね」というシンプルなもの、
　　お祈りしたら、こんな風に聴かれた、というリアルなものなど。

３．交わりの豊かな教会だった。
　　交わりというのは教会メンバーのおつきあいのこと。
　　いっしょに教会案内を配ったり、お料理作ったり、掃除したり、と
　　教会の働きをいっしょにしながらのおつきあいが楽しかったとのこと。
　　社交辞令でなく、苦楽活動を共にした楽しさ、絆の強さがあったのですね。

「はじめの愛」初恋のように、新婚家庭のように（？）あったかな雰囲気があった教会。
今はどうでしょう？

現在集まっているメンバーは家庭に介護者を抱えていたり
ご自身健康状態が悪かったり、と重荷を抱えている人が多いので
一見、大変そうに思われることも。

でも、今日のような日があると、それぞれのスケジュールをやりくりして
見事に準備や何やかやもしてくれてお見事！

何があっても、やっぱりイエスさまが一番。教会が好き。
長く連れ添った夫婦の円熟というものもあるのだな、と思います。
年月は人々の真実さをあぶりだします。