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とんかのクローゼット

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2008.11.11
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カテゴリ:いろいろ

家人が見ているテレビをふと見たら「屠殺犬」のことを取り上げていました。

飼い主がいないために処分されていく犬がいるのです。

人間のエゴだねえ。。。 出演タレントはみんな目を潤ませていました。

(知人はそんな悲しい運命を待っていた子犬を引き取って育てています。)

 

ところで、メディアではこの処分されていく犬についてはしばしば取り上げていますが

もっと、凄惨な真実が取り上げられているのを見たことがないことにわたしは悲しさを覚えます。

それは

中絶される赤ちゃんについてです。

産婦人科の昨年統計によると妊娠経験者の41パーセントが堕胎経験者なのだそうです。

この数字には同じ人が繰り返し堕胎したケースが含まれるので、41パーセントの人が堕胎した、ということではありませんが、とにかくすごい数字です。

堕胎というのは、妊娠5か月以下の胎児、おなかの赤ちゃんを手術で取り出して殺すことです。

お腹の中にいて、処分犬のように姿が見えないからピンと来ないかもしれませんが、

生きているいのちです。

ですから、器具でつかもうとすると必死で逃げるのだそうです。

数か月すれば、赤ちゃんとして生まれるはずのいのちです。

日本という国は、アウシュビッツの大量殺人よりも多くの人間のいのちを闇に葬っているのです。

メディアがこれを取り上げられないのは、堕胎した当事者が多いためでしょう。

堕胎は罪ということを意識させる情報は、当事者を追い詰めてしまいます。

堕胎経験者の中にはパートナーや家族から強制されてした人も多いそうです。

また、赤ちゃんを育てられる環境が整っていない中で、たとえば未婚の女性が働きながら一人で子供を育てるのは実家の助けなくして不可能に近いのです。

保育施設の空きがない、保育費と自分の生活費を満たすだけの給与を与えてくれる職場がない、などなど。

未来に恐れを感じて堕胎した女性たち。

妊娠するからには、女性だけでなく、そこに男性が関わっているのですが、その結果を負うのは女性。

昔、婚外交渉(結婚していない相手とのセックス)を「火遊び」と言いました。

周りを巻き込み、破滅に追い込む可能性のある、危険な遊び、という意味です。

婚外交渉はいのちをもてあそぶ恐ろしい行為なのです。

学校で避妊方法も教えている時代ですが、

100パーセント成功する避妊法は現在ありません

ある6年生の女の子が「感動した」と貸してくれた本に『恋空』という携帯小説があります。

病気で早くに亡くなった恋人の子を産み育てるティーンエイジャーの「純愛もの」ですが

この恋人たちに極端に社会性が欠けているのが無責任というか、衝動的というか、不気味な小説でした。

たぶん、最後には主人公の父母が四苦八苦して孫を育てることになるのでしょう。

セックス=愛の証、というのはメディアの嘘です。

女の子の読む小説、マンガ、テレビのトレンディドラマには必ずといっていいほど、このパターンがありますから、気をつけてください。

読み続けると洗脳されます。

男性誌はもちろんのこと、男の子のマンガには「女の子はいつかお母さんになる可能性がある」という視点は皆無です。

教えられずに育った男の子たちがパートナーに殺人を強いる無責任男にならないよう願います。

結婚とは、自分の未来を相手に託し、社会的に互いを守る制度です。

そのような手続きを経ないで、責任を負う覚悟もなくセックスを求めるのは「愛ではなく、自分の欲求を満たすために相手を利用している」だけです。

独身の方は良いパートナーに出会い、また結婚するまで、自分の身体を大切にしてください。

そして、既婚の方はパートナーの互いの状況を配慮しつつ結婚生活をされますように。

※「小さないのちを守る会」のサイトも参考にご覧ください。






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Last updated  2008.11.12 00:24:46


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